2月10日は「太物の日」 2(fu)10(tou)で、太物(ふともの)の語呂合わせ。 着物には「呉服」と「太物」があります。 絹織物を扱うところは「呉服商」、綿織物、麻織物、毛織物を扱うところは「太物商」といわれました。その名残りから広義の意味で絹織物以外の反物を「太物」というようになります。 太物といわれる反物の多くは、丸巻の反物の状態で絹織物より分厚くて太いのです。江戸時代に国産木綿の栽培に成功すると一気に綿織物が普及しました。この頃の綿花は和棉といわれている短繊維。短繊維を手紡ぎすると糸は太くなります。太い糸で織ると地厚で織り目も粗くなることから、綿織物のことを「太物」といいました。 綿織物は他の植物のように績むのではなく紡いで糸にします。そ続きをみる
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