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伊差川洋子染色工房•びんくらふとギャラリーへ at 琉球染織巡りの旅 その18

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大城拓也さんのNUNU工房へ / 琉球染織巡りの旅 その17 のつづきです(^-^)/

紅型染染織作家であり古琉球紅型浦添型研究所会長の伊差川洋子先生の工房
&びんくらふとギャラリーへサーチ

伊差川染色工房は那覇空港から車で15分ぐらいの高台にあります。
窓からは内海が見える明るい環境。

伊差川洋子先生にはお目にかかれなかったのですが、前日に先生からお電話を
頂戴し見学させていただきました。お弟子さんが色挿しをされているところでした。

伊差川先生は古紅型裂地帖から黒摺古紅型を発見したことからその研究に邁進されます。
糊防染による紅型以前にあったとされる「墨の摺り込み」と表記された古紅型を研究し、
復元されました。それは木綿の栽培から木綿を紡いで生地をつくり、蒟蒻型といわれる
今は伝承されていなかった浦添型の研究によって可能となった紅型です。
失われてしまったものを再現する探究心が、さらに新しく美しいものを生みだしていく
力となっていらっしゃるのです。
伊差川先生の紅型はものすごい力がありますが、強烈ではなく自然と馴染む感じがしました。


新しいもののひとつとして、紅型の袖無し羽織もつくっていらっしゃいます。

袖無し羽織、帯の塵よけにもなり嵩張らないので動きやすい。
これなら琉装のように対丈のきものに細帯にあわせてもいいかも。

お洋服にもあいます。


フライトまでのわずかな時間だったのですが、色々と作品を見せていただきました。

伊差川先生の描く、鳥や魚は愛嬌ある面相。身に纏っていたら幸せな気持ちになりそう。


近いうちに、伊差川先生にも作品にもお目にかかれることを願っております。
伊差川染色工房の皆さま、お忙しいところありがとうございましたm(_ _ )m

琉球染織巡りの旅は、まさに「糸が繋いでくれた縁」によって実現したもの。

自然布つくりの大変さを体験し、丹誠込められつくられる美しい布たちに感動。
日常にサラッと纏いたいと思いつつも、やはり高級品となってしまうものも多く…。
きもののこれからについても考えさせられた旅でした。
私に何ができるのか…。やはり買って着てご紹介することでしょうか。

お会いした皆さま、ご一緒してくださった方々、本当にありがとうございました。
心より感謝をドキドキ


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