先週末はきものイベントが目白押しでした…。 「手仕事に遊ぶ錦秋」横浜三渓園へ※会期は終了しています。 和更紗染め作家の中野史朗さん もともとは建築の仕事をされていたそうですが、伝統工芸(というかマニアックな手仕事)がしたいと、染織の中でもとくに手間がかかりすぎるぐらいかかり、さらに精密さを要求される更紗染の世界へ。 和更紗は型紙に紗張りをしないので、さらに文様が抜けてしまわないようにつなげるところと消すところもあり、多色ではなくても十数枚の型紙をつかうことになります。江戸小紋でいうところの主型と消し型のように繫がっているところとそれを補うところ、そして部分部分すべてに型紙が必要。追っかけ型といいます。型を送る星と型を重ねる合わせ星があります。 シルクスクリーンどころかインクジェットでコピーの時代に、一つの模様に何枚もの型紙をつかって、正確に合わせて染める。 こうした職人の気質が布に現れる。 東京のど真ん中にあった麻布の工房をたたまれ、日本海の輪島へ転居し新たな工房を構えられるのだそうです。ますますご活躍されますように。 19枚型の和更紗の紬地の帯。図案は古城理沙、型彫りは突き彫りの内田勲。 お誘いした着物通の方が購入されました。着姿を拝見するのが楽しみ〜♬ 東京友禅の鈴木和美さんたれ先にはコーヒー豆!オシャレな帯だな〜。 ダマスク織の吉野綾さん ポーランドの手紡ぎ機で真綿を紡いでいらっしゃいました。吉野さんがしていらっしゃる帯が、ご自身で織られたダマス続きをみる
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