山種美術館にて「皇室ゆかりの美術 〜宮廷を彩った日本画家〜」が開催中( 〜 1月20日まで) 山種美術館館長の山﨑妙子さんと下村観山「老松白藤」(部分) ◇ 山種美術館蔵 1968年(昭和43年)に完成した皇居新宮殿。吉村順三による設計です。内閣総理大臣任命式をはじめとした国事や宮中晩餐会が行なわれ来年の御世代わりで即位礼正殿の儀も行なわれます。そしてこの新宮殿は当時の名だたる日本画家によって装飾されました。 宮殿の中に入ることができるのは、ほんの僅かの選ばれた人のみ。山種美術館創立者の山﨑種二氏は皇居新宮殿に飾られた素晴しい美術に感銘し、一般の人にもこの優れた作品群をみて欲しいという強い想いから、宮廷装飾を手掛けた日本画家に同趣向の作品制作を依頼しました。今展示会では、新宮殿ゆかりの作品が一挙公開されています。 左 山口蓬春「新宮殿杉戸楓杉板習作」中 山口蓬春「新宮殿杉戸楓4分の1下絵」◇ 山種美術館蔵 右 橋本明治「朝陽桜」◇ 山種美術館蔵 山﨑種二氏は、ただ裕福なだけでなく、感動を広げる、惜しみなく行き渡るお金のつかい方をされる方だった。現館長の山﨑妙子さんの祖父にあたる方です。そのおかげでこうして今ワタクシ達が鑑賞することができる続きをみる
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