京小紋のはんなりした装いを学校や省庁でのあらたまった装いにするには…。 年に2回、経済産業省にて行なわれる、和装振興協議会の傍聴へ 傍聴とはいえ、省庁で行なわれる会議での装いは、武士の裃の文様が由来の江戸小紋でビシッとしたような装いが好ましいかしら…と思い、そうしていたこともあったのですが、今回は京小紋のはんなりを黒の刺繍の絵羽羽織であらためた装いにいたしました。 好ましい、というのはあくまでも自分の気持ちの問題です。装いは気持ちを表すもの。 この羽織には紋はいれていないのですが、略礼装くらいの雰囲気にはなります。 志ま亀の市松に松竹梅の小紋にれえすの花の酒桶に鯛の刺繍帯 帯あげは無地の縮緬、帯〆は志ま亀 市松文様に竹と松、そして梅に牡丹。そして酒桶に鯛。 クリスマスを通過してお正月の装いくらいのお目出度さなので、今日は鯛にあわせてお寿司屋さん♡ 和装振興協議会の後、ご相伴させていただく。 左から渡文の渡邉隆夫さん、きものやまとの矢嶋孝敏さん、ワタクシ、信用交換所の松井敦史さん。 着物業界の重鎮のお二人は、たくさんの肩書をお持ちでいらっしゃいますが、きものエンドユーザーから一番わかりやすい名前で失礼します。 このところ急速に男性の着物姿をみるようになりましたが、着物を着慣れてくればくるほど自由な着こなしになる、そしてその自由さが自然になる、というのは、まさに着物のオーソリティーのお二方をみるとよくわかります。 渡邉隆夫さんがご案内くださった続きをみる
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