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シルクロードの終着点「正倉院」 / 2018年秋 奈良の旅 その1

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1260年あまりの悠久の時を経て、今も残る正倉院。シルクロードの終着点といわれています。 そこにある宝物は、土に埋もれたものではなく、正倉という建物に納められ人に守られてきたものです。ゆえに染織品は色鮮やかに残り、香木は今もその効能を保っています。 大陸と海で隔てられ島国として守られたことから、海外からの文化を選択して受けとめることができ、独自の文化を発展させてきた日本ならではのもの。 開館と同時に「第70回正倉院展」が開催中の奈良国立博物館へいき、まずはボランティアの方による見どころ解説を拝聴して、ザックリ2時間くらい鑑賞してから、雨が降りださないうちに正倉院へ向かうことにしました。閉館前のほうが空いているとのことで再入場することに。 奈良国立博物館からみると正倉院は東大寺大仏殿から奥まったところにあります。 左手前が正倉院正倉、上両脇が東宝庫、西宝庫。そして右奥の大きな建物が東大寺大仏殿。 大仏池の公孫樹は色づきはじめ大仏殿の裏はひっそりとしていて鹿さんもいない^^;奈良は歩く…。とにかく歩く…。鹿とイノシシ、間違えないでね〜。と通りすがりの方にいわれましたが、イノシシに遭遇…したら、直立不動がいいのかしらん。 ようやく、正倉院「正倉」外構の入口に到着! 見えてきました。ちなみに手前の池は防火用の人工池。正倉院正倉の前には避雷針が立っています。 入口には、正倉院創建当時の瓦と江戸時代天保期の瓦が展示されています。 さて、正倉院正倉です。 思っていたよりも大きい! 檜づくり、単層、寄棟本瓦葺きの高床式。1913年(大正2年)の解体修理から100年を経過し、2011年(平成23年)から3年に渡って、屋根の葺き替えを主とした改修工事がされました。 北倉と南倉は校木(あぜぎ)という断面三角形の材を20段井桁に重ねて壁体をつくった校倉づくり。 中倉は柱と柱の間に厚板を落とし込んだ板倉づくり。 地面から離れる続きをみる

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