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改めて「麻の葉模様」について考える / 「京都 大報恩寺 快慶•定慶のみほとけ」展へ

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東京国立博物館平成館にて開催中の「京都 大報恩寺 快慶•定慶 のみほとけ 」展( 〜 12月9日まで) へ♪ 定慶作「六観音 聖観音菩薩蔵」 大報恩寺…、聞き慣れないお寺だわ…と思っていたら「千本釈迦堂」のことでした。1220年(承久3年)に義空上人によって開創された真言宗智山派の寺院です。 昨今は空前の仏像ブームですが、どうも博物館で仏像をみることに違和感を感じるようになってしまい遠のいていたのですが、今回は確認したいことがあったので、この方とやってきました! 大麻博物館の高安淳一館長と 六角形状に六つの菱形を重ねた幾何学模様を麻の葉模様といいます。これはいつから麻の葉といわれるようになったのか…。 麻の葉の麻は「大麻」のこと。大麻は成長が早いので、麻の葉模様は子供の成長を願う模様としてつかわれ、学校校歌や校章にもよくみられます。 大麻博物館の調べでは、現存する最古の麻の葉模様は快慶が手がけた十大弟子像の一つ「優波離尊者像」の裳の装束の意匠に施された截金装飾のが最古ではないか…ということで、確認。折しも、東京国立博物館で公開中。こちらです。しっかり麻の葉!※写真はお借りしました。 古来から日本で栽培されてきた大麻草は麻薬成分をほとんど含まず、戦前までは、漁網や釣り糸、自家用の衣類や縄などにもつかわれていました。今ではその名を口に出すことも憚られるような雰囲気がありますが、大麻は農作物として暮らしと共にありました。 「大麻という農作物」をクラウドファンディン続きをみる

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