ショールをテーチ木染と泥染 / 2018年7月 奄美大島きもの文化検定工房見学会 その4 のつづき^^/ 染織への好奇心と探究心から産地巡りをライフワークとしております。人にとって生活の基本である衣食住。そのすべては、その地の気候や風土、そして歴史が背景となっていますが、それを肌で感じること、そしてその地でしかみることができないものを隈無くみたい…( ̄▽+ ̄*) 奄美大島へいって大島紬を知るには、泥染めと締機の工程見学はもちろん欠かせません。4年前のきもの学会の研修旅行でもみています。今回、ぜひみせて欲しいです!!と、リクエストをお願いしたのは、なかなか見る機会のない「糊張り」の工程。 念願の体験なのに顔がひきつっているのは、このとき、バスから足を踏み外したばかりで、歩くのが痛かったから…(T▽T;) 本場奄美大島紬は分業制で30以上もの工程があります。最大の特徴である精緻な絣は、締機でつくられます。その締機で織られる絣筵は、経糸に木綿糸、緯糸に糊張りした糸がつかわれます。 絣糸となる締機の緯糸の本数の糸を揃えて糊で固める作業、これが「糊張り」です。 糸は12〜20本。この日は16本でした。この糸の数だけ同じ絣の反物ができます。 昨年3月末での、本場奄美大島紬従事者数構成表によると、「糊張り」の工程の従事者は21人となっていますが、ほとんどが70代以上。なので実際に仕事をしているのは3人くらいとのこと。分業制による後継者不足の功罪ですね。 そう、この工程がみたくて、台風で欠航が相次ぐ中、一か八かの奄美大島行きを決行したようなものだったので…、ワタクシ、気持ち的に焦っていましたのです(><;) 砂利の上にバスは停車しましたが、タラップから降りる時に砂利の上だったので安定せず、転びました…。お尻をついたほうが被害が少ない…と転倒するときにとっさの判断。でも足首は挫いた。。。 次の日は雨とのことで、予定を変更して泥染めの後に実演して続きをみる
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