今年は枇杷の実りも早かった…。夏帯の中でもお気に入りの素描で枇杷が描かれた帯。今年は今日が最初で最後かも…^^; 枇杷の木は大薬王樹(だいやくおうじゅ)、枇杷の葉は無憂扇(むゆうせん)とインドの古い経典に記されているほど、薬効成分があったとされ、日本へは鑑真和尚が伝えたといわれています。僧侶が病人を癒すために寺の境内に植え治療に用いるとその寺には病人が集まることになり、枇杷の木があるところには病人が絶えない=縁起が悪い という迷信につながっていったようです。憂いが無くなる葉というのは、桃のように吉祥文様になっても良さそうなのに、何とも残念。 【6月8日の装い】東京◇晴れのち雨(湿度67%) / 最低気温19℃ 最高気温28℃ 有栖川文様の本塩沢の単衣。ひとえ仕立てでもすで続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』