シルクラブで開催中の「甦る ミーリー工房の傑作 手紡ぎ•草木染め ペルシア絨毯展」へ 再び! 2階につくられたペルシャンカフェにはイラン文化やペルシア絨毯の書籍が置かれています。 一昨年の祇園祭でさまざまな懸想品のタペストリーや絨毯を目にしていましたが、その技法はゴブラン織と綴織しか頭にありませんでした。こちら→ 祇園祭まとめ 今回、手紡ぎによる糸づくりや草木染(バクテリアでまっさらにして自然に還すのはミーリー工房のみだそう)、パイル織、スマック織、真珠織などがあることを知って、俄然興味がわきましたヽ(゚◇゚ )ノ 素材としてつかわれるものは、木綿、絹、ウール。織機には水平型と垂直型があります。都市部でつくられるものは絹が入ったものも。パイル織は文様の部分的に絹をつかうことも可能。そして、手織りのパイル織りならではの括りで糸が抜けないこと(機械織りは糸が抜けるので裏に糊のようなものがつかわれる)、ジャガードでは色数が限られても手織りのパイル織は無限に色数を増やすことができる、筬打がしっかりできることなどを、アミールさんに教えていただきました。そしてイランの緯度は日本に近く、カスピ海沿岸には緑が豊かで湿度がある地域があったり、そこでは亜麻で茣蓙のような敷物もつくられているのだそう。写真をみせていただく。染織がつくられる背景にはその風土と歴史があります。物語性でなくその深淵を知ることでより一層魅力を感じるのです。 ペルシャンカフェにはヒヤシンスの花が飾られています。イランでは春分の日がイラン歴の新年となり、その時には7つのSがつくものを飾るのだそうです。ヒヤシンスはSonbol(ヒヤシンス)。掘りごたつがこんなに素敵な室礼に!うっとり:*:・( ̄∀ ̄)・:*: ペルシャンカフェでは、冷めないように紅茶を注ぎ足してくださいます。紅茶についていたサフラ続きをみる
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