着物は、眼で、肌で、体感で感じるもの。本物か偽物かは売り文句の正誤のみ。 に、たくさんのご意見をありがとうございました。 今は時間的に個々へのご返信が難しいゆえに書いた記事でございますので、それに対しての返信というのもまた難しく、落ちつきましたら改めて対応させていただきます。 悪質な例を公開して欲しい…、という要望もいただきましたが…、それは私のすべきことではありません。まずは消費者センターへそして経済産業省製造産業局生活製品課へご意見されてはいかがでしょうか。もしくはご自身でブログなりFBでどうぞ。 「きものカンタービレ♪」は、日々の着物生活の中から、自分の眼でみたこと、感じたこと、知ったことをお伝えすることで、着物の楽しさを伝え、エンドユーザーを増やし、着物業界が活性化することで、廻り回って、この先の自分の着物生活が精神的に豊かになることを目的としているからです。 ですが、これだけは、着物業界の方に申しあげておきます。 ☆「本物か偽物か」ということについて☆ 偽物という言葉の定義には、偽造、贋作、模造品、そしてコピー商品などさまざまな定義があります。 着物には、技を伝統を継承し、文様に意味を持つ古典柄を意匠構成にもつ特徴があります。なので、着物文化そのものが模造品の進化系ともいえます。 ですが、着物エンドユーザー(買い手)が問題にしているのはそこではありません。 < 売り文句と商品があっているかいないか > です。 セールストークで、これは○○で○○だから云々という説明があるなら、それが正しいのか、そこにその金額をだす価値があるのか、知りたくなるのは当たり前なのではないでしょうか? 着物はファッションで、その人の感性で着るものだから、本物か偽物かにこだわるのは愚かとか、染織について突き詰めると肝心なものがみえなくなるとか…。 着物業界の方の中でそうしたご意見があることは知っています。 ですが、本当に感性だけで選ぶことを良しと思っているなら、ただのファブリックとして売ればいいわけで、そこに産地や作家名などは必要ないということです。 例えば、インクジェットが悪いとはいいませんが、防染糊をつかわないものを友禅とし、京友禅振興協議会の京友禅の証続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』