とても楽しみにしていた展覧会です。 「RYUSHI 川端龍子 ー超ド級の日本画ー」展 が山種美術館にて開催中 (〜8月20日まで) 日本画の繊細さと洋画の大胆さを併せ持つダイナミックな作品を数多く残している川端龍子。その大胆で規格外な発想は会場芸術として批難を受けたといわれますが、現代の建物や劇場には、龍子のスケールがとてもよくあっています。歌舞伎座へいくと必ず会いにいく、踊り場にある「青獅子」も龍子の作品。 今、山種美術館には龍子の作品が集結。 これが壮観です((((((ノ゚⊿゚)ノ :-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:- 右)川端龍子「龍巻」◇大田区立龍子記念館 / 左)川端龍子「夢」◇大田区立龍子記念館「龍巻」は海の生きものが海流で舞い上がったという変わった構図。下絵の状態では天地が逆だったのだそうです。「夢」は中尊寺金色堂の藤原三代の発掘調査で現地取材し描かれたもの。ミイラに蛾が飛んでいる。蝶や蛾は不死や転生の意味がありますがそんな願いもあるのでしょうか。 :-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:- 川端龍子「鳴門」(部分)◇山種美術館 この作品に会いたかった!波のうねりに引込まれそうなグルグル感@@;よくみると所々に金がつかわれていてそれがキラッと輝くのが効いている。「鳴門」という題名がついていますが、龍子は鳴門へはいっておらず江ノ島の海をみて鳴門の渦を想像してこの作品を描いたのだそうです。 :-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:- 川端龍子「草の実」(部分)◇大田区龍子記念館 紺紙金泥経といわれる装飾経が発想のもとになっているのだそうです。濃紺地の絹地に金泥で描かれているのですが、金でこのような透明感と奥行きがでるのか!と驚きます。今回の展示会のフライヤーにもつかわれています。数ある作品の中でこれを選んだことによってカッコイイものをつくられたな〜と感服しておりました。 :-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:- 川端龍子「黒潮」◇山種美術館飛魚の目や青魚の質感と羽のような鰓の透明感がとってもリアル。何より海上を飛んでるリアル感がすごい。この屛風、ほしいなあ…。 :-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:続きをみる
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