花柄の着物に花柄の帯をあわせる…。 言葉だけで想像すると目にうるさい感じがいたしますが、飛び柄の小紋にお太鼓柄の帯でどことなく抜け感があり、色に統一性があれば、真夏の装いでもありだと思います。 そもそも日本の装束や着物では、柄に柄をあわせるという着こなしが、昔からされています。そして日本画の表装をみてください。主となる画を生かすように文様の違った裂地が天地、中廻し、風帯、一文字と配置されます。そのちょうど良い塩梅ができるかどうかが、洋装ではない着物ならではの楽しみでもあります。 夏の装いは、着ているほうは汗だくだったとしても、涼しそうに着ているということを大切にしています。涼感が大事なのです。なので日傘も大事。 【7月5日の装い】東京◇晴れのち雨のち晴れ(湿度66%) / 最低気温22℃ 最高気温30℃ 何の花なのかわかりませんが、青い花の描かれた飛び柄の絽の小紋。龍村美術織物の鉄線文様の絽綴の帯をコーディネート団扇柄の絞りの絽縮緬の帯あ続きをみる
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