先日「きものカンタービレ♪」でとりあげました、第4回和装振興協議会についての記事に対して、経済産業省より返答をいただいております。長文ですが、誤解のないように、そのまま掲載させていただくことにいたしました。消費者の方も、着物業界の方も、ぜひご一読いただければと思います。
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ブログで和装振興協議会を取り上げていただき、
お返事が遅くなって失礼しました。
今回、「和装業界の商慣行に関する指針」
特に、随所で「消費者本位」ということを強調していること、
協議会において了承されたように、今後、
指針は原則を示したものなので、
そういう意味で、この指針に対し、
なお、指針はあくまでも商慣行についてのものです。
しかしながら、商慣行の適正化は和装振興にとって(
と同時に、報告書の前文に「本指針の実践と併せ、
消費者の皆様にも、こうした指針の内容や趣旨をご理解いただき、
以上を踏まえ、洋装と和装のどちらを選択するかは、
いずれにせよ、朝香様には、今後とも、和装振興のため、
なお、このお返事は、ブログに、
よろしくお願いいたします。
杉山 真
経済産業省製造産業局生活製品課長
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ものすごくザックリいってしまうと、
〜 今までこうした議論がなされていなかった、着物業界での「0」の状態から「1」の状態にまで、経済産業省としてはもっていった、話し合いの場をつくった、それが大きな意義であり、その先は業界団体の周知と実施にかかっている 〜
ということかと思います。
そして、
〜 消費者の皆さまにも、指針の趣旨に照らして問題のある事例等があれば、
とありますので、私としても消費者の方には、SNSや仲間内や匿名掲示板で不平不満を垂れたり、机上の空論を語るより、ご自分の力で(時間と労力をつかって)公的にも有効で代案のあるアクションを起こしていただきたいと切に願います。
経済産業省の方々には、一消費者である私のブログに、誠意をもってご回答くださったことに感謝申し上げます。
最後に、もうひと言(ふた言?)、念押しさせていただきますと、
和装を「ユネスコ無形文化遺産」へ登録するより、和装を義務教育に取り入れるほうが先決で具体的だと思います。
第三回和装振興協議会の日に経済産業省で実施された「着物でMET!」
第一歩として大切なことだとは思います。ですが、この試みからも見えるものは何かをちょっと考えると、この先の着物文化が、レンタル主流となり、今まで培われてきた技は息耐えてしまうことが垣間みえると思うのですが、本当にこれでいいのでしょうか。それでももちろん着物を着るということが何より大切とは思っておりますが…。。。
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「きものカンタービレ♪」は限定記事はブログでも書いておりません。すべて多くの方に、着物について知ってほしいという一心とその為の布石です。なのでもともとシェア歓迎です。今回は経済産業省という国の機関が、一個人からのアプローチに対しての返答というケースであること。何よりも【着物の商慣行】について多くの方への周知と実施がなされるように、ご協力いただければ幸いです。
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