レポがあっちにいったりこっちにいったりしておりますが…^^;
入り待ちでみた力士の郷土が描かれた夏の着物をご紹介
大相撲には郷土の代表が郷土の期待を背負って土俵にあがっていたという歴史的な背景があります。故国への思いはどこの出身であっても大切にしてほしいし、それを知ることで互いを知ることになるというのは素晴らしいことだと思います。
それが現れているものが、入り待ちでみることができる力士の夏の着物です。
魁聖の着物にはブラジルのシンボル「コルコバードのキリスト像」が描かれていました。
ブラジルのリオデジャネイロにあるコルコバードの丘に建つキリスト像。ブラジルの独立100周年を記念して1931年に完成し除幕されたもの。ブラジルはポルトガルによって発見されて以来植民地として支配されていましたが1822年に独立を果たします。それから100周年を記念して巨大なキリスト像がフランスで制作されコルコバードの地に据え置かれました。ブラジルはクリスチャンが8割を超え人々の信仰の対象となっているのだそう。
しかし、アーレ•ハイネセンを連想してしまう…。←わかる人にはわかるはず
ちなみに、魁聖の祖父母は日本人の日系ブラジル三世。そして2014年に日本へ帰化しています。
碧山の着物にはブルガリアの国旗と国章
ライオンがライオンが描かれた楯を支えている意匠。冠は第二次ブルガリア帝国のイヴァン•アセン二世のもの。ライオンの足元の木の枝はオーク(日本でいう楢の木)。団結が強さを生むと書かれています。
着物は日本人が誇る衣裳ですが、西洋人にもとても似合います。そして大銀杏の髪型もお似合い。
取組と出身国は関係ない…が、故国への思いはそれぞれに美しいものであってほしい
大阪場所の後に書いたレポです。たくさんの反響をいただきました。
五月場所で盛りあがっておりますが、再び眼を通していただけたら幸いです。
次は日本人力士の郷土愛に溢れる夏着物をご紹介します!
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