銀座三越にて開催中の「丹後ブルー IN GINZA」へ (〜 4月25日まで)
左から、民谷螺鈿の民谷共路さん、小林染工房の小林知久佐さん、遊絲舎の小石原充保さん
小林さんによる、丹後ブルーにつかわれる染料のお話やお客様の持ちこまれた白生地への暈し染のお話など。(途中からだったので今までお聞きしたお話と統合)
丹後ブルーの染料はあまり着物業界には流通していなかったものなのだそう。いわゆる新橋色ですがこの色は堅牢度が弱いとされ夢の色とされていたとのこと。染料として足が早く他の染料との相性も難しいそうです。
真ん中のお嬢さんが着ていらっしゃるのはおばあさまの白生地を小林さんに染めてもらったものだそう。寿光織の地紋の絵羽柄の白生地に暈し染が施されています。
丹後ブルーの進化系、銀座ブルーのガラスの帯留も。帯留はマーブル•イン•ザ•ポケット
帯は民谷螺鈿。夜光貝や黒蝶貝の真珠層を和紙に張りつけ糸状に裁断する西陣織の引箔の技法でつくられた螺鈿の糸が織り込まれています。民谷螺鈿の技術は世界の超一流メゾンのテキスタイル地としてもつかわれています。
丹後網野町の遊絲舎の藤布。経糸、緯糸どちらも藤糸というわけではなく、絹糸や紙糸で織られたものに藤糸が入った工芸的な織物という印象です。
今日は丹後ブルーにあわせての装い
【4月24日の装い】東京◇晴れ(湿度33%) / 最低気温9℃ 最高気温20℃
セルリアンブルーの小千谷紬ベネツィアの染め帯
帯あげは丹後ブルー。紗の透け感がある夏生地ですが生地質がしっかりしていることと、丹後ブルーの色目が濃いことから超フライングでつかっています。
ぞうりはカレンコバッソ。花緒が丹後ブルーのしけ引き。
バッグはRADLEYのシグネチャーシリーズ。ベネツィアの帯にあわせてゴンドラ。
二枚張りの日傘は銀座和光
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