衣紋道高倉流宗会頭の仙石宗久先生が所蔵する名香を聞く会へ衣紋道高倉流では、あまり馴染みのない香道を楽しんでいただこうと、さまざまなことにとらわれず、お香の会が開催されています。
待ち合いでいただいたのは、桜の練りきりの主菓子
香道を嗜んでいたとしても、なかなか聞くことができない「名香」。仙石先生は香木の絶対的な規範の銘木として知られ尊重されている「六十一種名香」をはじめとして、古くからの名香を所蔵されていらっしゃり惜しげなく、聞かせてくださいます。
今回は、細川三斎の「末廣」
細川三斎とは、戦国武将の細川忠興のこと。父は細川幽斎こと藤孝、妻は細川ガラシャです。幽斎は「古今伝授」といわれる古今和歌集の解釈を三条西家から受けており、その伝承のために、関ヶ原の戦いの前哨戦ともいわれる田辺城の戦いは、勅命によって講和が結ばれています。文化伝承の武家に伝わった名香です。
気軽に楽しんでという趣旨のもと、本当に気軽な会なのですが…。見ての通り
扱っている香木、そしてお道具は歴史的に由緒がありまぎれもなく価値のある本物です。
今回は三種の香を聞きその中でどれが「末廣」だったかをあてるという趣向。
末廣は真南蛮、他の二種は伽羅の香です。途中で仙石先生がヒントを明かしてしまったので…、当てるのは簡単でした^^;
聞き終えた香木三種は、当てた方でジャンケンをし、私は「末廣」をいただきましたヾ(@°▽°@)ノ
当てられた方には、仙石先生セレクトのドイツのアイスワイン、もしくは香本の橋本麻子さんセレクトのフェーブというフランス菓子の中に入っている陶器製のミニチュアがプレゼントされました。これが入っていると1日女王様として扱われるというラッキーアイテム♪
展示会や美術展が目白押しで、このままハシゴの予定だったのですが、着物に残った香りを堪能しつつ一眠りしてみたいと、一度帰宅することに。寝不足がつづいている中、名香に包まれた眠りは心地よいものでした。珍しく熟睡。
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