東京は桜色です
日本橋丸善ギャラリーにて「茶席の着物と帯」展が開催中( 〜 4月11日まで)
六代目中村歌右衛門の作陶の藤の花が描かれた茶碗
この茶碗を題材として、染の高孝、服部綴、寺田絞り、帯屋捨松が、お茶席に相応しい着物を製作しています。
裏千家の北見宗幸先生をお迎えして「お茶席に相応しい着物」についての、ギャラリートークが開催されました。左は京絞り寺田の寺田豊さん、右は服部綴の服部秀司さん。真ん中が北見宗幸先生。
こちらが茶碗の原画
茶碗から生まれる物語、どういう藤がいいのか、あれは何なのか、どういう意図があるのか、ということが会話になる。
そして人は着物姿のどこをみるか。帯、足元、肩越しなどの要所要所、そして裏地も。
お茶席でつかう古帛紗も着物や帯と揃いであっても面白い。というお話も。
お茶席に相応しい着物は何かというお話では、
亭主と道具と重ならないもの。季節は魁ける。感覚的な違和感から避けるものもある。エラそうにしない、遠慮するということから、淡い色調のものが多くなるという具体的なお話も。
着物を着る機会を得るためにお茶を習う人もいるというお話もあり、お茶は所作も着物を着ているという前提のもとにあるので、そうか、着物を着る理由になるのか…とあらためて思いました。
北見宗幸先生の茶道会館と染の高孝さんはご近所。そのご縁から今回の企画となったそうですが、高橋孝之先生がいない…(^_^;)
【4月8日の装い】東京◇雨のち曇り(湿度97%) / 最低気温13℃ 最高気温17℃
桜色の黄八丈に桜の花びらと雨傘の染めと刺繍の帯
帯あげは京都きねや、帯〆は龍工房
朝方の雨で花びらがヒラヒラ
桜の終わりの雨の季節に相応しい帯です
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