きもの生活をしていると、着つけや髪型に時間をかけることはできません。なので私はネット付きのリボンバレッタを愛用しております。
こちらは 美しいキモノ編集部にてヘアアクセサリーを考える で、意見交換をした髪飾り。
きものを着るユーザーの中で、自分でするアップスタイルは苦手な人のためのものです。
①不器用な人でも簡単につかえること
②お茶席にもつかえること
③美しいキモノらしいこと
美しいキモノらしい…ということで、素材にこだわって、リボンバレッタのリボンははタケツネの輪奈ビロードでつくられています。漆黒の中に凹凸があって上品♡
ネットは高級感あるレース。伸縮性があるので私はボリュームを出すために毛タボを入れ込んでいます。
【輪奈ビロード】
ビロード(天鵞絨)は、経糸もしくは緯糸でパイルをつくり、そのパイルの先端をカットすることにより毛羽を表した添毛織のひとつで、表面が滑らかで艶のある光沢があり軽くて暖かなのが特徴。
【輪奈ビロード工程のおさらい】
絹撚糸(糸商)→撚糸柔軟加工(糸染工場)→整経(整経工場)→経て継ぎ(経て継ぎ)→
製織(タケツネ)→織りあがり検査(タケツネ)→紋切(タケツネ)→水漬け乾燥(タケツネ)→芯材抜き(タケツネ)→原反検査(タケツネ)→精錬(精錬工場)→白生地検査(タケツネ)→染色(染工場)→染織検査(タケツネ)→製品完成→縫製(縫製工場)→商品検査(タケツネ)
ボリュームはこんな感じでまとまります。
ネット付きのリボンバレッタは不器用な人でも簡単にまとめられるのでとっても便利。野暮ったくなりがちなのですが、そこは素材の高級感でひきあげる!?
私はあまり襟足をみせるヘアスタイルを好まないので、落ちつきます。
きものは着たいけれど髪型をどうするか…悩む方は多いと思います。そこが気軽にきものを着ることができないネックのひとつになっているかもしれません。
きものに慣れるためにも、まずはお手軽な髪型からはじめるというのはアリだと思います。アレコレ悩むよりもまずできることからやってみること。すべてはそこからです。
ヘアスタイルは着姿の印象を左右するポイントですが、きものだからといって、日常的なことでハードルをむやみにあげることもないと思っています。