街はクリスマスの室礼で飾られ、一気に寒くなったこの秋はあっという間に過ぎてしまいそうです。
週末から丹後~京都へ旅しますが、紅葉はまだあるかしらん…
美しいキモノ 2013年冬号が発売されました
美しいキモノ 2013年冬号 [雑誌]
表紙は二重表紙になっている豪華版。
表表紙は佐々木苑子先生の絵絣の紬。染織文化講座で先生がお好きだとおっしゃっていた
鳥が織りだされています。このキモノはこの後、美術館に所蔵されるものだそう。
中表紙は羽田登先生の赤い薔薇に蝶が舞う友禅。パーティーで映えそうな訪問着です。
特集は「日本工芸会」60年の軌跡と今。
1950年(昭和25年)日本の伝統工芸を残さなければならないという趣旨のもとに制定された
文化財保護法。その後、その技術を保持し体現する人そのものを認定する「重要無形文化財保持者」
という制度が1954年(昭和29年)に定められました。これがいわゆる「人間国宝」です。
ちなみに重要無形文化財には各個認定の「人間国宝」と、技術を保持し伝承意欲と必要な体制
を整えている団体認定の「保持団体認定」があります。詳細は文化庁のHPに載っています。
1955年(昭和30年)染織分野では15人の重要無形文化財保持者(人間国宝)が誕生します。
人間国宝に認定された方々を中心に日本の伝統工芸の保護育成のために発足された
工芸家の団体が「日本工芸会」です。
今号の特集では、日本工芸会の歩み、日本伝統工芸展について、人間国宝の先生方の作品、
そして日本工芸会60周年×美しいキモノ創刊60周年ということで、工芸会の先生方が
特別制作された作品が掲載されています。
今年の年末から来年にかけては、日本伝統工芸展60回を記念した展覧会が次々と開催
されますので、きものオタクには見逃せません(-_☆)
染織文化講座で丸山伸彦先生がお話しされていた、東京国立博物館の「人間国宝展」
古典の名品と人間国宝の並列展示。江戸中期の小袖vs田畑喜八とかもあるのだそう。
歴代人間国宝104名の作品が一堂に展示されるのは、おそらくはじめてのことなのでは?
今からワクワクですo(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
国立近代美術館工芸館では美しいキモノによる鑑賞会も企画されています。必見です!
きものカンタービレ♪誌上連載「朝香沙都子の趣味のきもの覚書」は「神社参拝のススメ」
きもの生活するようになって改めて日本の伝統行事や祭礼に興味を抱くようになりました。
日本の美と精神の根幹、日本人のルーツをたどる神社参拝の装いについて。
美しいキモノのきものカンタービレ♪誌上連載は来年もつづきます♪ 4年目に突入!
これも「きものカンタービレ♪」を見てくださっている皆さまのおかげでございます。
本当にありがとうございます。心からの感謝を。
これからも、どうぞ宜しくお願い申しあげますm(_ _ )m
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美しいキモノ 2013年冬号 vol.246 発売 / 「神社参拝」のススメ
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