いわゆる<季節の着用ルールの目安>では、9月1日から単衣を着るとされています。
…が、温暖化の昨今、日常の着物はその日の気候や陽射しにあわせて自由で良いと思います。
衣更えについて→衣更えの変遷と今
でも、それなりの工夫をすることも。
濃い地色のきものに白地の長襦袢ではこんなに透け感がありますが、
墨色地の長襦袢を着ると透け感がおさえられますので、単衣のようにみえます。
薄い色の地色にはそれほど透け感はありませんので、気にせずにお彼岸のころまで薄物を着用しています。
着用ルールはあくまでも目安。それに縛られ着物を着ることが苦痛になったり、ましてや人様に押しつけるのは好ましくないように思います。
秋の気配が漂っていても日中の気温が30℃を超えるような日は、私は無理はしません。かといって、お洋服を着るという選択肢はないのです。それも人それぞれで良いのではないでしょうか。