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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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七夕の節句 at 衣紋道高倉流東京道場 / 葦に水鳥文様の付けさげ絽小紋に流水にアイリスの絽綴帯

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本日は七夕の節句。そして晴れましたヾ(@°▽°@)ノ
今夜は織姫と彦星が出会えそうですねドキドキ

衣紋道高倉流の七夕の節句行事へ七夕


七夕は、古代中国の<星伝説>と<乞巧奠>の風習に日本の<棚機女>が結びついた節句行事です。

星伝説とは、いわゆる織姫と彦星のお話のこと。娘である機織上手な織女(琴座のベガ)と働き者の牛追い牽牛(鷲座のアルタイル)が結婚したことによって働かなくなってしまったことに怒った天帝が、天の川で二人の中を隔てて引き離してしまいます。ですが年に1度の7月7日だけ会うことを許し、この日は鵲が天の川に橋を架け、二人は会うことができるようになります。雨が降ると天の川の水かさが増し橋を渡ることができず、二人は会うことができないというお話。星の逢引であることから星合ともいわれます。

乞巧奠は、女性が針仕事が上手くなるように織女に供え物をする宮中行事のこと。現在の宮中では行なわれていないようですが、京都の冷泉家では乞巧奠が行われています。梶の葉をに和歌を書き、五色の布に吊るします。星の座といわれるお供えをし、角盥に水を張り梶の葉を浮かべて星を映す用意をし、琴と琵琶もお手向けしているそうです。短冊に願い事を書くのは乞巧奠の風習から、短冊や笹を川に流すのは禊からきたもの。

棚機女(たなばたつめ)とは、豊作をもたらす神の神衣を織る乙女のことで、この棚機女と織女が奈良時代に結びつき七夕(たなばた)の名前の由来になったといわれています。

衣紋道高倉流東京道場の乞巧奠の室礼は、平安末期の「雲図抄(うんずしょう)」という清涼殿における儀式の際の配置を参考に再現しています。
四隅には竹を立て細い縄を張り渡して、梶の葉と5色の紙が垂らされています。かつては梶の葉に願い事を書くこともあり、しで(垂、四手、幣)は、昔は木綿(ゆう)という晒した麻を用いたものが、5色の紙になり現在の願い事を短冊に書き吊るすようになりました。


乞巧奠は星合の祭。かつては星合を待ちながら、和歌、蹴鞠、囲碁、立花、貝合わせ、楊弓、香の七種の遊びをしたとのことで、今年の宗会頭の仙石宗久先生の七夕のお話は楊弓と双六の解説。これがまた、興味深く面白かった! 大君姿の直衣布袴の解説についても、それぞれ別記事でまとめます。

さまざまなレポが溜っておりますが、リアルタイムのコーデ、会期中の展覧会や展示会を優先的にアップし、工房見学や勉強会などはじっくり復習しつつまとめていきたいと思います。

いただいたお菓子が可愛らしく美味しかったです(*^▽^*)



【7月7日の装い】東京◇晴れ(湿度60%、猛暑日) / 最低気温22℃ 最高気温37℃

葦に水鳥文様の付けさげ絽小紋に流水にアイリス文様の絽綴帯をコーディネート

春蘭のような花菖蒲のような抽象的な花なのですが、漠然とアイリス(アヤメ科の英名)ということにしています。

帯あげにはチラッと星文様があります(-_☆)


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