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再び、石垣市織物事業協同組合へ、そして帰路 / ぬぬパナ八重山勉強会の旅 その33

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竹富島で水牛車に乗る / ぬぬパナ八重山勉強会の旅 その32 のつづき(^-^)/

竹富島で観光らしい観光をまったりと楽しんだ後、再び石垣島へ♪

飛行機までの時間、再び石垣市織物事業協同組合へ立ち寄りました。
先日は閉まっていた検査室が開いていて検査員の方からお話をお聞きすることができました♪

石垣市織物事業協同組合だけでなく、沖縄の染織関連の組合の検査室の方は、県の職員です。だいたい織り子さんだったりしますが、県から委託されて検査員をされています。


こちらの台の上に反物を広げ、打ち込みや長さの規定、ツレや傷や絣などをチェック

八重山上布は琉球染織の中で唯一の植物染めの刷り込み捺染の技法がつかわれています。色落ちも厳しくチェックされるのだそうです。しかし、植物染であるからには色落ちするのは仕方がないことだと思います…。10数年前につくられた八重山上布で、かな~り色落ちしているものを最近みました。でもこれが、自然からいただいたものであり手仕事でつくられるものの良さでもあります。糸が細くて柔らかかった~。工業品ではなく工芸品の良さです。

組合の検査をクリアすると、証紙が貼られます。

八重山上布は経済産業省の伝統的工芸品に指定されています。そのときには既に主原料である手績みの苧麻糸が不足していたため、経糸が機械紡績苧麻糸(ラミー)がつかわれていても伝統的工芸品の八重山上布として認められています。

経糸も緯糸も手績みの苧麻糸がつかわれた八重山上布は地元では「本上布」といわれます。経糸が手績み苧麻の本上布は圧倒的に数が少ないのだそう。そして織ったことがある織り子さんも少ないのが現状。検査に通る経糸が少ないゆえに織りあげても規格外になってしまうことも多いのだそうです。もちろん、検査に通り、伝統的工芸品として証紙が貼られる本上布もあります。こちらはその貴重な本上布の帯。


規格外でも証紙がなくても、経糸ラミー×緯糸手績み苧麻の八重山上布は八重山上布です。そもそも組合に入っていないつくり手もいます。でも、経糸ラミー×緯糸芭蕉は芭蕉布、もしくは八重山交布です。

運が良ければですが、組合で直接、八重山上布を購入することもできます。

素敵な八重山ミンサーもあったりします♪

植物染めによる多彩な八重山上布もありますが、私はまず八重山上布らしい苧麻の白上布に紅露捺染の絣のものが欲しかった。

なので、この出会いはとっても嬉しかったです~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


組合から石垣空港まで、平良佳子理事長と上原久美さんに送っていただき、お見送りいただきました。
最後の最後までお世話になり、ありがとうございました~m(_ _ )m


沖縄では夏もので過ごしましたが、これは12月。後ろのポインセチアがクリスマスシーズンを物語っております。ウインドブレーカー形式の二部式雨コートにぬぬパナの濱野太郎のウールのショールで防寒。


7日間で7つの島を巡ったぬぬパナ八重山勉強会の旅。とりあえずコンプリート♪
その後の調べでいくつかわかったこともございますので、それはまたレポします。
「記事がバラバラで見にくい!」「いつのことかわからない」という厳しいご意見も頂戴しておりますので^^;
近いうちにまとめリンクをつくります。

この旅では、たくさんの方にお世話になり、ご好意に甘えさせていただきました。
アテンドしてくださった、浦令子さんをはじめ、チームぬぬパナの皆さま、そして現地でご案内くださった皆さま、本当にありがとうございました。
きもので松葉杖で強行軍の旅ができましたのは、皆さまのおかげでございます。
心より感謝を申しあげますm(_ _ )m
私も皆さまのお役に立てるようになりたいです。←でもまた転んだ…汗

そして明後日からは、ぬぬぬパナパナのぬぬ大阪展がはじまります。
さ、荷造りしなくっちゃ…(@@;

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