ぬぬパナの亀田恭子さんの工房へ! / ぬぬパナ八重山勉強会の旅 その30 のつづき(^-^)/
ぬぬパナ八重山勉強会の最後の朝は西表島で迎えました
宿からちょっと歩くと大きな河がありました。仲間川です。対岸にみえるのはマングローブの森。クルーズ船がでているのだそう。今度は染織巡りだけでなくその培った土地もじっくり堪能したい~。
ここは人のお家のお庭のようなのですが、松葉杖で歩いていたらお声がけされ「ちょっとここに座っていきなさい」←というような意味?のことをいわれ、しばらくご一緒に佇んでいたのでした。沖縄の人の言葉は穏やかなのだけど有無を言わせぬとこがあるような…(・_・;)
そしてブーゲンビリアの色はより鮮やかだった気がする
西表島から石垣島を経由して竹富島へ向かいます。石垣島からは船で10分と近い。
今回の旅は、飛行機を乗り継ぎ、船を乗り継ぎと、なかなかアドベンチャーでした♪ ←しかも松葉杖
竹富島は人口は約360人。日中は観光客で賑わいますが夜はひっそりしているのだそうです。赤い琉球瓦の家と珊瑚の石垣がつづき沖縄の原風景が残っています。
みはらしの塔からの眺望
島の半分が星野リゾートになってしまい…どうなのかなと思っていましたが、完全に区画されているようで、こちら側にはあまり変化は見られませんでした。
竹富町織物事業協同組合の中心である、たけとみ民芸館へ
竹富島は文化遺産の島といわれ、芸能、民謡、風習が多く伝承され1年を通して祭礼が行われています。染織品は生活に根ざしたものが多く、ただそれ故にか今もつづいているものは少ないようです。
●竹富芭蕉布
「海晒し」されるのが特徴といわれていますが、今ではほぼされていないようです。
これは竹富島の観光ポスター。八重山上布でしょうか。
●八重山上布
上布とは細い苧麻糸をつかって織られた極上の麻布のこと。八重山上布は琉球王府への貢納布として織られてきました。八重山上布は原材料不足から経糸に機械紡績苧麻糸(ラミー)がつかわれることがほとんどです。経緯糸どちらも手績み苧麻のものは本上布といわれています。白地の捺染上布をより白くし絣を色濃く固着させるために「海晒し」がされるのも特徴のひとつ。しかし現在は海晒しもほとんどされていないようです。
●白花シュハナ
竹富島の祭礼で着られる芭蕉布。絣や縞は木綿がつかわれることも。
●竹富交布(ぐんぼう)
経糸に綿糸、緯糸に苧麻や芭蕉がつかわれます。竹富島では普段着として織られていました。
●絹芭蕉布
昔は養蚕がされていて、生絹と芭蕉の糸で出会って織られていたとあります。※織りの海道によると芭蕉の表皮を剥がして煮ない生芭蕉や皮芭蕉を絹芭蕉ともいったともあります。
●竹富ミンサー
島の藍に白い絣は竹富ミンサーの原型。竹富島で制作される八重山式高機で織るときはピッケといわれる刀杼がつかわれます。
整経台
竹富ミンサーは整経後の糸を整経台からはずすときにイカリトリという方法がつかわれます。芭蕉や苧麻の糸をつかう八重山ならではの方法。
糊づけか絣くくりをするものだと思われ…。確認しそびれました^^;
つづきます(^-^)/
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竹富島へ! 竹富町織物事業協同組合 たけとみ民芸館 / ぬぬパナ八重山勉強会の旅 その31
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