イリオモテヤマネコの住む西表島へ! / ぬぬパナ八重山勉強会の旅 その25 のつづき(^-^)/
西表島についたときにはまだ降っていた雨がバスから降り立つとあがっていました。
私たち晴れ女~♪
雨露に濡れた樹々を抜けていくのは湿度をともなった海風。
石垣昭子さんの紅露工房です。
にわとりが自由に遊んでいました。
私の松葉杖が怖いらしくはじめは逃げられてしまったのですが徐々に慣れたよう。
奥には糸芭蕉の畑がみえます
石垣昭子さんと やっとお会いできた~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
海風で下半身がすごいことになってますー(汗
石垣昭子さんは、自然から学び、自然と寄り添い、その恵みを受けとめて生みだす、魅力的な布づくりをされています。染織を通した文化交流や後継者育成にもつとめられ、幅広く活動。
ぬぬパナにも紅露工房出身のつくり手がいます。
竹富島生まれで幼い頃から糸をつくることも布を織ることは身近だったそうですが、東京の女子美大を卒業後はデザイン関係の仕事をされていたとのこと。琉球染織の素晴らしさに回帰し竹富島に戻って染織の仕事をしているときに志村ふくみさんと出会って感銘を受け、志村先生のもとで3年間修行されたのだそうです。1980年に西表島へ移住し紅露工房を開設されました。
紅露工房では桑からつくった養蚕、芭蕉、苧麻と、さまざまな糸がつむがれています。芭蕉は喜如嘉は機結びで績まれますが八重山では撚りつなぎ。なので結び目がありません。
自然からいただく糸で織られたものは素朴でどこか人の暖かみがある。でも涼しいものが多いのは面白い。私は自然布の日傘好きですが、こちらは帽子。ざっくりした風合いが陽射しから守ってくれます。
絹と芭蕉、苧麻と芭蕉といった経糸と緯糸が違う素材の糸で織られるものを交布(グンボー)といいます。すべて芭蕉ではごわっとするし…と、絹糸をつかったり、撚りあわせたり、臨機応変にされているようです。経糸を絹にすることで織りやすくしなやかになるとのこと。
芭蕉の畑をみて、苧引きは何年目?季節は?とお聞きすると「その時々ね~」とゆるいお答え。そんなところも自然。地元の祭で着る装束もつくられているそうで、<祈りをこめて布を織り伝承していく>という染織の原点が生活となっていらっしゃるようでした。
石垣昭子さんとぬぬパナ作家の亀田恭子さんと
亀田さんも紅露工房の出身です。
石垣昭子さんのご案内で、海晒しをするマングローブの海標林へ向かいます(^-^)/
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風と海の恵みの布 石垣昭子さんの紅露工房 / ぬぬパナ八重山勉強会の旅 その26
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