宮古上布の新里玲子先生の工房へ / ぬぬパナ八重山勉強会の旅 その8 のつづき(^-^)/
沖縄滞在3日目◇宮古島から多良間島へ向かいます。
多良間島は宮古島と石垣島の間に位置します。交通手段は宮古島からの飛行機か船。文化圏は宮古島のようです。沖縄はひとくくりに琉球と思っていましたが、本島、宮古諸島、八重山諸島では、風土にも文化にも違いが感じられました。とくに宮古は言葉も独特なのだそう。
この日は、宮古~多良間~宮古~石垣と移動することに。宮古空港を行ったり来たり~。
宮古空港の赤瓦の面白いつくりは「サシバ」のイメージしてつくられたのだそうです。サシバ…?
サシバとは大扇ともいわれる鳥のこと。鷹の仲間です。
おおっ~、カッコイイ~\(゜□゜)/
大きな扇という名に相応しい翼ですね。
【12月3日の装い】宮古諸島◇曇り(湿度62%) / 最低気温21℃ 最高気温23℃
向日葵柄の結城縮の単衣にぬぬぬパナパナの前津雪絵の八重山交布(ぐんぼう)の六寸帯をコーディネート。すみれ庵の西岡万紀先生にカルタ結びをしていただきました♪
八重山交布(ぐんぼう)とは、八重山上布が靭皮繊維である苧麻糸のみがつかわれることに対して、葉脈繊維の芭蕉、種子繊維の木綿、そして絹などの異種の糸がつかわれる織物のこと。八重山では古くから自家用にと織られてきました。混紡→グンボウとなったようです。
この六寸帯は、経糸は赤城節糸と野蚕糸、緯糸は手績みの苧麻と絹がつかわれています。
染料は八重山ヒルギとインド茜。赤すぎず可愛らしい何とも上品な色なのです♪
松葉杖で飛行機の乗り換えが3回の旅…(゚_゚i)
この日が一番心配だったのですが、国内旅行は宅急便がつかえるため、手荷物はほとんどなく、そして飛行機移動は空港はバリアフリーで人混みも無し。松葉杖ですと優先搭乗もできるので、都内での移動よりもずっと楽でした。
この旅で何度も利用した琉球エアーコミューター。尾翼にはシーサーが!
宮古島から多良間島までは飛行機で20分の旅。
多良間島は珊瑚礁でできていているので、こんなに平坦(=◇=;)
多良間空港へ到着です♪
多良間空港には、多良間の塩コーナーがあります。まずはその塩がつくられているところへ
この方が塩づくりをされていらっしゃる長岡秀則さん。
この塩は火を入れず太陽光だけで結晶化させているもの。
海から汲んできた海水を枡に入れて毎日ゴミなどの不純物を取り除き結晶化がはじまったら手で揉むのだそう。
このビニールのピラミッドのような塩ハウスの中で太陽と空気でつくられる塩は、しょっぱくない…。否、しょっぱいのですが、痛くないといったら良いのでしょうか…?
美しい海と太陽がもたらす自然の恵みです。
しかし…、多良間島は海風が半端なく強い~!
数年前には台風の被害で、塩ハウスが倒壊したのだそう。
多良間空港ではの塩入りのコーヒーもいただけます。←私は飲み損ねた~(T_T)
いよいよお会いしたかったあの方のもとへ~♪
つづきます(^-^)/
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