草津温泉に滞在中、緑に染まる秘境へいってまいりました(^-^)/
「チャツボミゴケ」という苔をご存知でしょうか?
酸性の水が流れるところに生息する美しいこの苔は、苔類のウロコゴケ目ツポミゴケ科
に属し学名をユンゲルマンニア・ブルカニコーラといいます。通称ではマリゴケ。
草津温泉の地元の方も最近までこの群生を知らなかったという、草津温泉のさらに山奥、
六合村の秘境。六合村は日本の最も美しい村に認定され、現在はチャツボミゴケ公園
という名前がつけられ案内もでていました。
とはいえ、カーナビなどには道はなく…、奥山にどんどん入っていく感じ。
今年は天皇陛下がご視察にいらっしゃるということでいくぶん道が整備されたのだとか。
手つかずの原生林
公園の管理事務所で管理保全金をお支払いして、自分でロープをはずしさらに奥の駐車場
まで車でいくことが可能です。駐車場までは約1km、そこから300mぐらい沢沿いの道を歩きます。
きもの(ゆかた)にぞうり(カレンブロッソ)でどこまで行けるものかしらん…と思いましたが、
砂利道の山道でも全く問題ありませんでした。カレンブロッソ素晴らしい!
清流が流れる道を歩いていくと…。
穴地獄といわれる白根山の噴火でできたすり鉢状の渓谷があらわれます
緑のシャングリラです\(゜□゜)/
ここはかつて鉄鉱石の採掘がされていたところで、ph2.8の強酸性の鉱泉の硫黄泉が湧き出ています。
底がみえないほどの深い穴があって、そこへ動物が落ちてしまったことから穴地獄と
よばれたのだそう。現在は鉄鉱石の採掘によって切り崩されてそのときの面影はないのだとか。
温泉がところどころ沸々と沸いています。
チャツボミゴケは各地の鉱山跡や温泉端でも生息が確認されているそうですが、ここは
本州最大の群生地。
自然のつくりだすものは美しい~
地元の方によると、春のレンゲツツジ、秋の紅葉との対比が素晴らしいそう
硫黄の匂いが立ちこめていますが、ここは熊がよく出没するらしいです(゚_゚i)
このスレン染料の青色の雪花絞り、とっても気に入っているのですが都会で着るのはむずかしい
緑豊かな大自然の中のほうが、緑に負けずに映えて良さそうです
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自然がつくりだした緑の神秘 / チャツボミゴケ公園
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