藍染め師の田中昭夫先生が藍染めに最も適した木綿を…と探され、日本へ渡ってきた木綿の源流の産地といわれる三河岡崎の機屋さんと協力してつくった神谷木綿。和棉ではなく半紡績の綿糸だそうですが、和棉のごとく柔らかく暖かな風合いです。身体にどっしり沿う感じも好みの着心地(〃∇〃)
この小紋が田中昭夫先生の藍染め小紋の最後の作品となったのだそうです。
資料映像で染めているのがまさにこちらです! この写真は糊置きのところ。
5月に開催された頒布会にて、田中昭夫先生と
この藍染め木綿小紋はまさにドンピシャ好みの大柄の総柄。しかも鬼シボ縮緬のごとく身体に沿うという、私の大好きな着心地でございました。
上野不忍池畔にある水上音楽堂で開催された「上野不忍華舞台」へ
雨天決行の野外ステージで行なわれる舞台観劇に木綿の小紋はピッタリ♪
江戸の伝統芸能舞台ということで、芸大卒の女子長唄演奏家による邦楽のメドレー、中村時蔵丈の舞踊がありました。
長唄女子のキリッとした黒留袖姿とふくよかで深い演奏に聞き惚れ
胡弓と箏の音色で舞う時蔵丈が美しい~っとウットリ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
時蔵丈は月に住むという不老不死の嫦娥のよう。中秋の名月ですしね。
他に浅草芸者さんの唄と踊り、元SKDの春日宏美さんの舞踊は昭和の刑事ドラマの聞き込みシーンのBGMのような曲で華麗に舞われていて吃驚!、林家正雀さんの落語、松井誠さんの舞台と昔々見た事があるようなないような…昭和のノスタルジー?満載の楽しい舞台でした。
しかし、時蔵丈の舞台からのギャップが激し過ぎて、気持ちがついていかなかった…σ(^_^;)
会場でお会いした時蔵丈の奥様のきものの刺繍は、なんとご自分でされたのだそう!
素晴らしいです~ヽ(゚◇゚ )ノ
ツーショットお写真も撮らせていただいたのですが、他のお客様が写り込んでいるので刺繍のアップを
舞台の後は、上野池之端の伊豆栄へ
ふっくらした鰻をいただきました♪
【9月26日の装い】東京◇雨のち曇り(湿度77%) / 最低気温17℃ 最高気温24℃
藍染めにポイントそして色挿しされた弁柄色にあわせて、真っ赤な博多帯をコーディネート。
帯あげと帯〆は京都きねや、根付紐は藤岡組紐、ガラスの小鳥は海馬ガラス。
兎のコラージュバッグは松枝忍
ぞうりは菱屋カレンブロッソ
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藍染め師の田中昭夫先生の最後の作品 / 上野不忍華舞台 at 上野水上音楽堂
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