立秋を迎え、少しだけ過ごしやすくなりました。
先週の金曜日、記録的な猛暑8日目のコーディネートです。
【8月7日の装い】横浜◇晴れ(湿度49%、記録的猛暑日) / 最低気温27℃ 最高気温36℃
瑠璃色の琉球壁上布にべにきちの南国の鳥尽くし「木立」の紅型染め帯をコーディネート
格子に琉球絣の壁上布。上布と名前がついていますが、壁糸をつかった絹織物。
なのでシワになりにくく熱に強いのでアイロンもかけられます。
経糸は諸撚り糸、緯糸に壁糸がつかわれます。壁糸とは強い下撚り(1400~2000回)をかけた糸
と撚りをかけていない細い糸を引き揃えて上撚り(900~1600回)を下撚りと反対にかけた糸。
下撚りのかかった太い糸は撚りが戻って伸び、撚りのかかっていない細い糸は撚りが増えて縮む、
これによって細い糸に太い糸が波状にからみつくという状態となります。
この壁糸を緯糸にすると、凹凸ができシャリ感のある布が生まれるのです。
沖縄瀬底島にある紅型工房べにきちの「木立」と銘された麻の紅型帯。
アカショウビン、アカヒゲ、サンコウチョウ、リュウキュウキンバト、メジロ、キビタキ、
と南国の鳥たちが染められている鳥好きの私にはモロに好みの意匠です(〃∇〃)
虫が苦手なので、虫の部分は極薄く染めていただき、ヘゴの葉の色調をおさえていただいたことで、
鳥の存在感がまして、奥行きがあるものになりました♪
帯あげは渡敬、帯〆は龍工房、根付紐は藤岡組紐、ガラスの小鳥は海馬ガラス
日傘は大井川葛布の葛布の生成り色パラソル。
持ち手はエゴノキの白木でつくっていただいたお誂えバージョンです♪
バッグは松枝忍の古布デコパージュ、ぞうりは菱屋カレンブロッソ
この日は型絵染めの遠藤あけみ先生の工房へ♪
織りの作家さんは猫、染めの作家さんは犬を飼っているイメージだったのですが、遠藤先生のところは
アビシニアンのソマリの美猫を飼っていらっしゃいました。可愛い~(≧▽≦)
工房見学にお伺いしたわけは後日~。
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
↧
瑠璃色の琉球壁上布にべにきちの南国の鳥尽くし「木立」の紅型帯
↧