今回の旅の目的である「こんぴら歌舞伎」が開催される
金丸座こと旧金比羅大芝居は日本最古の芝居小屋で重要文化財に指定されています。
江戸時代、多くの参拝者が訪れた金刀比羅宮の門前町は多くの興行が行なわれ、
1835年(天保6年)に金毘羅大芝居が建てられました。
明治以降には名称が何度か変り、後に映画館としてつかわれていましたが、
1970年(昭和45年)に国の重要文化財に指定され、2年後に現在の地に移築されました。
1985年(昭和60年)に第1回四国こんぴら歌舞伎大芝居が上演されてから、今年は31回目。
毎年春に上演されるこんぴら歌舞伎は四国の春の風物詩となっています。
今公演の座頭である時蔵さんを楽屋訪問♪
梅枝さんと
美しすぎてクラクラしちゃいます(@@;
時蔵さん自ら、バッグステージをご案内くださいました~~~ヾ(@^▽^@)ノ
金丸座のすごいところは、何と人力で動かしていること…
舞台転換の廻り舞台は琴平町の青年部の方4人が独楽の原理で動かしているのだそう。
このことをお聞きした次の日は、舞台転換の度に舞台下の奈落で頑張っている方々を
心底から応援してしまいました^^;
花道のスッポンからせりあがってくるせり。左右に分かれて4人がかりで、
ヨイショヨイショと持ち上げてるのだそうです。
上がってくる時に左右にガタガタしているのは、だからなんですね~。
こういったことも芝居小屋の臨場感に溢れていて楽しい~♪
舞台と花道の付け根にある空井戸。
「伊勢音頭」では井戸として効果的につかわれていました!
花道下が城郭のように石詰みの壁だったことにもビックリいたしました。
照明は窓の開閉による自然光をつかっています。こちらも地元のボランティアの活動。
こんぴら歌舞伎は地元の方々と一体化になってつくられているのですね。
そういえば、撮影と掲載許可の送り先は、琴平町教育委員会生涯教育課でした(^_^;)
公演終了後の金丸座です。
客席数730席。両花道の間が枡席。
金丸座の桟敷席は1マスに5人。マスの中は自由席になっています。
演目と装いについては改めます(^-^)/
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金丸座こと旧金比羅大芝居 バッグステージ/ 2015年春 丹後〜金比羅の旅 その8
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