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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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金沢職人塾 レセプション at LIFE CREATION OVE青山

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「念う•祈る•願う~金沢職人の手仕事~」展 at 求道会館 より先行開催されていた
金沢職人塾のプチ展示会の会場で開催されたレセプションパーティーへお酒

加賀友禅作家の太田正伸先生(左)と鶴見晋史先生(右)とカメラ


職人の技が生かされた作品が展示されていました。※会期は終了しています


金沢の具材をつかったお料理とお酒を楽しみながら職人の方々と交流できるレセプション

金箔が鯛に~キラキラ 日本の金箔は98%が金沢で生産されています。

お酒も色々。加賀梅酒が美味しかった~♪


職人の方々による実演もありました!

●松村製箔所の松村謙一先生による箔置きの実演
箔は和紙に挟んで叩いて延ばされます。

植物にも箔を貼ることができるのだそう。


●拾翠堂の武部正典先生のお話
表具でつかわれる刷毛について。そして軸のしまい方についても。
前から疑問に思っていた「裏側に糸が通った金襴などの裂地はどう表装するのか?」
お聞きすると、裏側の糸は切ってからつかうとのこと。なるほど~。


●大竹仏壇製作所の大竹善信先生による加賀蒔絵のお話

漆と顔料を混ぜたもので文様を描いて金をのせていきます。
アワビや夜光貝をつかって文様の形に切って埋め込む螺鈿細工も加飾方法のひとつ。


●加賀友禅の太田正伸先生による彩色の実演と鶴見晋史先生のお話

体験もさせていただきました!

筆づかいが大胆とのご指摘が…σ(^_^;)

加賀友禅ならではの先暈しは毛先が斜めに切ってある片刷毛をつかいます。
加賀友禅産地研修のときは、難しすぎるから~ということでつかえなかったので、嬉しい!
染料を皿の上にとった状態でも暈しになっているのがわかりますでしょうか。

斜めの刷毛をつかって暈していくのですが…。染料つけすぎました汗

左側が太田先生、右側が私。染料つけすぎで暈しになってない~。

鶴見先生による刷毛をつかった暈しの実演
暈しのグラデーションは決してインクジェットなどではできない妙ですね。


情緒あふれる新内流し
おひねりを懐紙に包んで袂にそっと。

浄瑠璃の情感と三味線の音色には風情がたっぷり~。


金沢職人塾の展示会をプロデュースされた、インテリアデザイナーの関洋さんのご挨拶で〆。
工芸の技を継承していくには従来の方法では難しい状況なのだと思いますが、こういった
技をもつ人をつなげ、発信していこうと尽力をつくされる方もいらっしゃいます。
求道会館での展示会は、工芸を空間に生かすという新たな方向性を提唱されていました。


金沢の伝統工芸、これからの展開が楽しみです♪
まずは加賀友禅。着こなすには自分自身も磨きませんとね…(・_・;)

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