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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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新啓織物 今の銘仙をみせていただく / 染織文化講座 秩父産地研修 その6

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新啓織物 ほぐし織の謎の解/ 染織文化講座 秩父産地研修 その5 のつづき

銘仙といえば、大正時代のレトロな大柄で派手な配色の印象が強かったのですが、
新啓織物で今つくられているものをみせていただき、認識を改めることになりました。

銘仙の特徴は経糸の捺染。
仮織りし型紙で捺染した経糸を再び織機にかけて仮の緯糸を解しながら織りあげます。

緯糸を変えることによって色、光沢、奥行の全く違った銘仙になるのが面白い。

経糸と緯糸が違う色で緯糸が補色の濃い色だと玉虫色になります。
これが秩父銘仙の特色のひとつ。


銘仙は養蚕業が盛んな地域で出荷できない屑繭から糸をひき自家用に織られたのが
はじまりですが、現在の銘仙は絹糸をつかった平織で織られています。

新啓織物では緯糸に真綿糸をつかったものも織られています。
柔らかくおっとりした印象になります。この違いも面白い~。
こちらは秩父ほぐし織りとなっていました。


新井先生の奥さまの銘仙を羽織らせていただきました。
大胆な花柄と光沢が魅力的~♪


そして、雨コートにしたら絶対可愛い!!!!と一目惚れしたのがこちらの反物

皆さまには白地ピンクをおすすめされたのですが、即決できず(^_^;)
やっぱり雨の日にあいそうな水色にしようかな…。

こちらも素敵ドキドキ


そういえば、秩父銘仙館にあったスウェーデンのデザイナーによるデザインの銘仙も
新啓織物で織られたものなのだそう。
う…、手に入るならこちらを雨コートにしようかしらん。。。


銘仙はもともとは分業制ですが、新啓織物では捺染もご自分のところではじめられています。
秩父銘仙は2013年に伝統的工芸品に指定され注目されています。
今の時代にもあった銘仙、これからも楽しみです~♪

この産地研修は座学の講師をしてくださった三橋順子先生が同行してくださいました。
秩父出身の三橋先生からお聞きしながらまわった産地研修は秩父の風土や情景が
よりリアルに感じられとても充実したものとなりました。
三橋先生、ありがとうございましたm(_ _ )m


染織文化講座の産地研修は次は丹後(4月23日~24日)ですビックリマーク
ご興味がある方はこちら☆




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