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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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染織文化講座 「銘仙の歴史と銘仙きもの」

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講師の三橋順子先生(右)と着装モデルをつとめてくださったYUKOさん(中央)とカメラ
三橋順子先生は女装家でいらっしゃり、性社会、文化史研究者でもいらっしゃいます。


三橋先生の銘仙への愛が伝わってくる講座でした!
着装モデルの方もいて、楽しかった~♪
講義の詳細は染織文化講座HPの講座記録にアップされます。(3月20日頃)

●銘仙についてのまとめφ(.. )
先染めの平織。北関東の養蚕地帯では形の良い正繭でない出荷できない玉繭や
出殻繭からとった節糸を染めて自家用のものとしてつくっていたのがはじまりです。
明治末期からは工場で大量生産、大量流通の量産品の絹織物としてつくられ、
経糸は生糸緯糸に絹紡糸をつかって力織機で織りあげられました。
銘仙の工程の特徴は、経糸を仮織りし捺染で型染め、それを織機にかけ
仮織りした糸をほぐしながら緯糸を入れ織りあげるというもの。
最先端の流行をとりいれたものが次々とつくられたのは、低コストになることから。
生地が弱く一生ものとはならないことも、流行を追った前衛的なものがつくられた要因
となります。現在はきものの反物としては絹糸がつかわれているものが多いそうです。

経糸は青緑色、緯糸は朱色の経糸捺染絣の平織
経糸と緯糸が違う色で緯糸が濃い色だと玉虫色になる。秩父銘仙の特徴なのだそう。


秩父産地研修レポで歴史的背景を入れた工程についてご紹介します(^-^)/

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