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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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賀寿の祝のお茶会 at 帝国ホテル「 東光庵」/ お茶会の装い 菊桐に御簾の訪問着に四君子の袋帯

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茶道の先生のご主人様の賀寿の祝いのお茶会でした。


帝国ホテルの東光庵。村野藤吾による建築のお茶室です。

屋上庭園があり優しい自然光が入ってきます。


主菓子は「宝珠」

お軸は後西天皇の御宸筆
お水指は安土桃山時代の古備前
お茶入れは落穂手「音羽山」


お軸は淡々斎半白筆「南山寿無彊」
お水指は清時代のもの

お干菓子は「鶴と緑毛の亀」


年を重ねるのが素敵だと思える師がいるというのは幸せなことだと感謝いたしております。
おめでとうございます。

【11月8日の装い】東京◇曇り (今にも雨が落ちてきそう) /最低気温13℃ 最高気温15℃

矢代仁の菊桐に御簾文様の付けさげ訪問着に川島織物の七宝に四君子の帯

一つ紋付でお茶席に相応しい装い

菊と紅葉文様が主ですので秋限定の装いとなりますが、秋は炉開きもありお茶会シーズン
ですし、控えめに装いたいパーティーでも重宝します。

菊は仙境に咲く邪気を祓い延命長寿の効能がある花とされているので、賀寿の祝いには
相応しいのですが、主題と重なりすぎるのは室礼とかぶることもありますので、要注意。

七宝に四君子が入った帯。
四君子は、中国明代の書家であり画家であった陳継儒(ちんけいじゅ)が、「梅蘭竹菊四譜」の中で
梅蘭竹菊を四君子と呼んだことがはじまりなのだそうです
「寒なれど秀、春来るを率先して報ず」厳寒の中他の花に先駆けて咲く梅
「善人は蘭の如し、王者の香りありという」貴人の風格があると称えられる蘭
「虚ろなるに因りて益を受く」暑い日差しの中でも悠然と立つ竹
「身を軽くし、気を益し、人の寿を延ぶ」延命長寿の象徴でもある菊

帯あげは京都きねや、帯〆は龍工房

バッグはかづら清老舗、ぞうりは四谷•三栄の十二段グラデーション


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