染織文化講座実技研修「江戸友禅を描く」
講師は東京友禅作家の岩間奨先生
1回目は糸目糊置き、友禅挿し、約1ヶ月後の2回目は金彩、金砂子による加飾を実践します。
下絵はあらかじめ描かれていました。自分で追加していくのも可。
花喰鳥を書き足そうと思っていたのですが、あまりの絵心のなさに断念しました(^▽^;)
下絵でつかわれているのは、蒸しの工程で消える新青花液コンク
あたりをつける薄い液と下絵を描く濃い液、糊はゴム糊です。
今回は口金はつかわず筒先を切ってつかいます。
試し布に糊を置いていきます。あ~、ガタガタ(x_x;)
下絵に沿って糊置きをします。
糊がでてこなかったり、押し出しすぎると糊が散ってしまったり…
筒先をガーゼで拭きとりつつ
すっごく太い糸目友禅になりそうです…
真っすぐな線のほうが難しそうだったので、
落款はハート形にしてみました
両端に針がついた細い竹の棒(伸子)を布の両耳にかけて竹の弾力で布をピンと張ります。
これを伸子張りといいます。
色挿しの前に、糸目を浸透させ防染効果を高めるために、布に染み込ませたベンジン
を生地の裏から吹いていきます。揮発地入れというようです。
赤、黄、緑、青、紫、ピンクの6色の酸性染料を混ぜて色をつくります。
まず、黄色と緑の色挿しからやってみました。
泣きどめの量が少なかったのか、染料が泣いてしまったので、さらに糸目糊で枠をつけることに。
色づくりが楽しくてつい遊んでしまう…
花の色は暈かしで濃淡をつけたかったのですが、失敗しました
裏みると糸目糊が落ちた状態がわかります
まだ見ぬ理想のものを体現していく…、そうなればいいのですが、漠然としたイメージを
上手くあらわせず、模索中(@@;
乾燥するとまた色のイメージが違ってくるから難しい…
唐花の萼のところの色を緑系にしたほうが良かったかもね…っと、←後の祭りです
完成です!
ムラムラになってしまったところ、色がにじみ出てしまったところは、
次回の金線と砂子の実習で誤摩化します。それも楽しみ~♪
友禅体験実習の中でも、糸目糊置きから金彩までできる機会は中々ないと思います。
しかも、解説付き!とても有意義な講座でした。
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染織文化講座 「江戸友禅を描く」糸目糊置きと色挿し 実技講習
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