昨日はとても涼しく、このまま秋になってくれるかと思いきや…、
今日の陽射しは残暑のそのもの。最高気温は30℃を超えました。
「9月は暑くても単衣を着ますか?」とのご質問をいただいておりますが、
日常着に関しましては、その日の陽射しと着心地によって選んでいます。
温暖化の昨今、無理せずきものを楽しむには、ルールに縛られるよりも着心地よく着たいもの。
彼岸までは、絽や紗、琉球壁上布、夏大島、夏結城、生紬など、透け感の少ない薄物の
きものを着ています。(式典やお茶席での礼装や準礼装は周りの方にあわせます)
かつては自分の中で「薄物は重陽の節句まで」としておりましたが、温暖化に伴って、
中秋の名月まで、お彼岸までと、薄物を着用する時季が長くなりました。
しかし現代の洋装のように、ラフになりすぎるのは好みません。
冬でもノースリーブのようなメリハリのない装いが定着してしまうのはつまらない…。
薄物ではあっても、透け感の少ないもの、文様は秋らしいものを選ぶようにしています。
四季のある国ならではの季節感を大事にしつつ、そして適度に快適にというのが理想でしょうか。
※ご参考までに
9月の装い•暑くても単衣?帯は?帯あげは?帯〆は?→こちら☆
衣更え→こちら☆
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衣紋道高倉流たかくら会東京道場の重陽の節句行事へ
東京道場会頭の荘司礼子先生と
ご用意してくださったお菓子は、うさぎ尽くしでした
宗会頭の仙石宗久先生による「有栖川流の書」「重陽の節句」「女児の汗衫(かざみ)」のお話
菊被綿づくり
重陽の節句までに別記事でまとめますφ(.. )
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【9月2日の装い】東京◇晴れ(湿度56%、陽射し強く残暑、秋の風が心地良し)
/ 最低気温20℃ 最高気温30℃
萩文様の絽の小紋に秋草文様の織なごや帯をコーディネート
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9月のきものと帯 / 萩文様の絽の小紋に秋草文様の絽のなごや帯
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