諏訪湖上が4万発の花火で彩られる、打ち上げ数国内最大級の諏訪湖祭湖上花火大会
この日は人口5万人の街が50万人の人で賑わいます。
観覧席は大きく分けると2つ、諏訪湖畔につくられたゲート内の桟敷席と各ホテルや旅館が
設置した席があります。
花火は空高くあがるものなので、諏訪湖の周りどこからでも見ることができるようですが、
湖上に半円状にあがるスターマインと2kmに渡るナイアガラは正面桟敷席か湖畔に立ち並ぶ
ホテルの屋上からがとくによく見えるとのこと。
昨年はホテル紅やの所有する桟橋での鑑賞。
花火からの距離も近く臨場感あふれる席だったのですが…、記録的な大ゲリラ豪雨と雷に
見舞われ、花火は途中で中止、洪水によって桟橋に取り残され、帰りは帰宅難民となりました。
2013諏訪湖花火大会レポ / ゲリラ豪雨の花火大会でのゆかた!
昨年のリベンジです
今年は諏訪湖畔のホテル屋上に設置された観覧席にて鑑賞することに。
花火大会のセンターど真ん中の鷺の湯の屋上です。
お隣はシルクエンペラーと称された片倉財閥によって1928年(昭和3年)に竣工された
片倉館。片倉製糸紡績株式会社の創業50年を記念して建てられたものです。
片倉財閥は初代片倉市助が座繰りによる製糸をはじめたことが嚆矢。
片倉工業として後に富岡製糸場も経営します。
操業停止した後も「貸さない、売らない、壊さない」の方針を貫き、莫大な予算をかけて
守り抜いたことによって、保存状態が保たれ、富岡製糸場は今日の世界遺産となりました。
この話はまた別記事で…。
お弁当付き飲み放題ということですが、席は隙間なくビッシリと埋まっていて、
花火がはじまってからは動けませんでした(・_・;)
大型クレーンに吊るされたスポーカーが視界を遮るのが残念(-""-;)
昨年は大雨で放送が届かなかったことで設置されたのだそうです。
眼下には諏訪湖の周りを覆いつくす屋台と人がみえます。
空が群青色になり湖畔対岸の灯りが美しい中、真っ赤な炎で点火されました。
湖上と空にスターマインが打ち上がります。
彩り豊かな新作花火も続々と。
盆地の花火は音の迫力がスゴい( ̄□ ̄;)!!
音楽は宇宙戦艦ヤマトだったりスターウォーズだったり…、ザ•昭和テイスト…(・_・;)
中盤から雨が降り出しました。
花火で雲を刺激してしまったかのよう…。
湖畔の方々が雨コートを着たり傘をさしているのが見えますでしょうか。
同じ観覧席で見ていた方も続々とお帰りになってしまいました。
というのも、諏訪の電車は単線で増発がでているとはいえ、帰りの電車に乗るのに
3時間待ちぐらいになるのです。
私たちは昨年のトンデモナイ豪雨を経験済なので、雨コートだけで傘もささずにジッと鑑賞。
これが見たかったのです!
半円状にあがる水上スターマインは、湖上にも半円が写しだされ美しい~。
ドンドン近づいてきて、大迫力なのですが…。
雨は降れども風はなく、煙っていて何も見えません。゚(T^T)゚。
思うに、花火の量が多すぎなのでは~?
地響きのような音の迫力は半端なくスゴいですが、見えない~!!!
2kmに渡るナイアガラ
これも燻って、花火が見えない~(x_x;)
雷雲の向こうでドンパチやってるらしい…という状況と相成りました。
花火大会の雨対策としてウィンドブレーカー型の2部式雨コートを用意しておりました。
バッグは巾着型のビニールバッグ。
フード付きで袖口はゴムで窄まっているので雨は入らないであろうと…思っていたのですが、
大雨の中、傘をささずに1時間もいたのでぐっしょりと濡れました。
撥水加工がされているとはいえ、ポリエステルは水をはじく能力がさほどあるわけではないようです。
さらに、袖口のゴムのところは雨を吸って乾かず、かなり不快感がつづきました。
昨年の100円ショップのビニールコートとポンチョ型コートの2枚重ねはほとんど
濡れることなかったので、こちらのほうが防水性には優れていることが判明。
ビニールは劣化が早いので、ほぼ使い捨てとなりますが、傘がさせない花火大会には
ビニールコートの2枚重ねがおススメです
【8月15日の装い】諏訪◇曇りのち大雨 / 最低気温23℃ 最高気温29℃
「花火大会は浴衣で!」と推奨したいところですが、綿は乾きが遅いので濡れてしまうと
不快感がつづきます。さらに体温を奪うので昨年の花火大会の時は、綿コーマの
浴衣をきていてびしょ濡れになった人は、かなりつらそうでした。
そんなこともあって、今年は麻のきものをチョイス。
樋口隆司先生の小千谷縮に地球に白熊の染め帯をコーディネート。
豆の花の日傘は一花。
う~ん…。
来年またまたリベンジでしょうか。今度は湖上から見たいものです!
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2014諏訪湖花火大会レポ / 花火大会の雨対策 ビニールコートとポリエステル
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