7月大歌舞伎、昼の部へ
お招きくださった方からのご好意で、20分の休憩時間に、市川右近さんの楽屋を
訪問させていただきました。
五代目歌舞伎座になってからの楽屋訪問ははじめてですヽ(゚◇゚ )ノ
こちらが市川右近さんの楽屋。お隣は左団次さん。
市川右近さんと
「正札附根元草摺」の上演後なので、荒事の隈取りの化粧のままのお姿。
右近さん、お若い!
お疲れのところお話しくださって感激です(≧▽≦)
演目や役者さんにちなんだ装いで歌舞伎鑑賞をする…。
自己満足の楽しみなのですが、今回は演目と楽屋訪問させていただく右近さんの紋が
リンクしている…という、めったにないシチュエーション。
右近さんの紋は「沢瀉鶴」
右近が演じられた「正札附根元草摺」
「曽我もの」といわれる鎌倉時代の曽我の兄弟の仇討ちものの一演目です。
草摺とは鎧についている防具の鎧縅のビラビラのこと。
右近さんの楽屋にありました(-_☆)
引き合って力を競い合うことを「引合い事」といい、歌舞伎の荒事のひとつです。
もともとは日本古来からある民俗信仰の引事などからきています。綱引きが好例。
この演目は、曽我五郎が父の仇にところに血気盛んに向かおうとするところを、
舞鶴が草摺を引いて引き止める、二人の引き合いが見どころ。
曽我五郎が小脇に抱えた鎧は逆沢瀉
舞鶴の装束は向鶴に鶴丸紋
これにちなんで…。
【7月13日の装い】東京◇晴れ後スコールのような通り雨後晴れ(湿度58%、ムシムシ)
最低気温26℃ 最高気温28℃
沢瀉や菖蒲などの水辺の花と観世水の絽小紋
小紋なので、沢瀉は逆さになってるとこもあり。
バッグは鶴の古布デコパージュをあわせました
松枝忍作品では珍しいタイプ♪
絞りと刺繍の文箱文様の帯は京都に志田のもの
帯あげは加藤萬、帯〆は龍工房
しな布のぞうりは四谷•三栄
歌舞伎座の楽屋とチラッとみたバッグステージ、出演前の左団次さん、吉弥さんも
お見かけすることができて感激でした~。
わずかな時間だったのでお写真は撮れませんでしたが、貴重な経験をさせていただきました。
ありがとうございましたm(_ _ )m
演目のきものについては別記事でレポします(^-^)/
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市川右近さんの歌舞伎座楽屋訪問 / 沢瀉に鶴の役者紋と演目にちなんだ装い
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