長谷寺の紫陽花の径(あじさいのみち) いざ!鎌倉 紫陽花巡り その1
のつづき(^-^)/
ノスタルジックな江の電と雪花絞りは相性良し
極楽寺切り通しの途中にある成就院(じょうじゅいん)へ。
縁結びの不動明王像がある、真言宗の寺院です。
境内にある不動明王(ご本尊)の分身の写真を携帯の待ち受けにするとご利益があると、
パワースポットとして女性誌に紹介されたこともあるようで…。
その真偽はともかくとして、成就院というお名前はご利益がありそうな良い名前です♪
成就院の参道からは由比ケ浜が見渡せます
参道の両脇には紫陽花の花がビッシリ
紫陽花の壁なのです(ノ゚ο゚)ノ
成就院の紫陽花は枝ぶりもよく生き生きとしていました
紫陽花の数は般若心経の文字数と同じ262株。
参道の階段の数は108段。人の煩悩の数と同じ。
除夜の鐘は108の鐘を撞くことで煩悩を追い払いますが、この参道は108段の
階段を上り下りすることで、煩悩を払うということでしょうか。
紫陽花は日本固有の花。原種はガクアジサイです。
花弁(花びら)にみえるのは、顎弁。
「夏もなほ 心はつきぬ あぢさゐの よひらの露に 月もすみけり」 藤原俊成
藍色が集まったもの「あづさい(集真藍)」から「あじさい」になったといわれています。
花の色が変わることから「八仙花(はっせんか•あじさい)」、
四枚の花びらのような顎弁から「四片(よひら)」いわれました。
紫陽花という漢字表記は白居易がライラックにつけた名が誤って広がったという説が有力です。
紫陽花は土壌によって色が変わり、酸性なら青、アルカリ性なら赤になるといわれています。
この色とりどりの紫陽花は、土壌ではなく品種の違いのようですね。
梅雨の時季を彩ってくれる美しい花です♪
この色が好きなのですが、きものとするのには中々に難しい。
紫と緑、そして青から紫へのグラデーションが好き
咲き始めのものもあり、成就院の紫陽花は今週いっぱいは楽しめそうです♪
成就院から参道を下りて、由比ケ浜海岸へ
【6月17日の装い】鎌倉◇晴れ(湿度65%、ちょっとジメジメ) / 最低気温20℃ 最高気温27℃
紫陽花にあわせて、紫色の雪花絞りに蛇籠に千鳥の麻の染め帯をコーディネート。
綿紅梅の雪花絞り、私はきもの代わりに着ています。
歩き回って汗だくになっても洗濯機で水洗いできるのが良いのです
帯あげは渡敬、帯〆は龍工房
流水に蛇籠に千鳥の描かれた麻の染め帯は初代桐山紫香。
籠バッグは松枝忍。雪花絞りと麻の葉絞りの古布のバッグをあわせてみました。
矢羽根文様の遊中川の晴雨兼用の日傘。
美しいものと対峙するといつも思います。
生き方も価値観も幸せも人それぞれ。
相手を追い詰めることに意味はなく、自分が学ぶべきことは多々あり。そして時間は有効に。
ただ自然と向き合うことが何よりの答えになることもあるように思います(^_-)☆
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成就院〜由比ケ浜 いざ!鎌倉 紫陽花巡りその2
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