「ぬぬぬパナパナ展」開催中です。(~5月26日まで)
開催初日の昨晩、「キモノ井戸端会議」のレクチャーをさせていただきました。
「すみれ庵」主宰着付師の西岡万紀先生と和裁師の松下妙子先生と
お花は「美しいキモノ」編集部さまよりいただきました。ありがとうございます!
「美しいぬぬ(布)を日常にサラッと着こなすための知恵と工夫」を軸として、
きものの楽しみ方についての井戸端会議とさせていただきました。
その中で「きものカンタービレ♪」をはじめた理由についてお話させていただいたのですが、
皆さまの反応が大きかったこと。
「明日何を着よう…、暑いかしら、寒いかしら…」と悩む時の解決法です。
きものカンタービレ♪のコーディネート覚書としてのつかい方の一例。
きものカンタービレ♪の右側には、最新記事•プロフィール•カレンダー•月別と表示されています。
その下に「このブログを検索する」という空欄があります。
天気予報できものを着る予定日の天気や気温を確認して、この襴にその気温を入れます。
すると、最低気温か最高気温が22℃の時の記事がズラッと一覧表示されます
その日のお天気と体感もできるだけ書くようにしているので、自分の記憶の中から、あの
きもので暑かったとか寒かったとか、一目でわかるのです
こういったブログの覚書のつかい方を、私は「記憶の糸口」としています。
これはコーディネート覚書に限らず、きものセミナーや美術館でのレポートも同様で、
さまざまなことにつながっていくのです。
そして、「美しいぬぬ(布)」を着こなすために…。
ということで、動物性繊維の絹のきものと、植物繊維の芭蕉などの自然布のお仕立ての糸は
同じで良いのか?という疑問から、3件の大手百貨店の呉服部、外商担当、3件の呉服屋、
5人の和裁師の方に事前にご質問をさせていただきました。
木綿糸、細い木綿糸、ポリエステル、シャッペスパン、絹糸、織りと同じ素材の績んだ糸…。
それぞれに答えは違いました。
自然布といってもさまざまですし、芭蕉布でもいろいろなので、その布をみないことには…、
ということがあるかと思います。
自分でお手入れ(水に通すこと)をするか、プロにお手入れを頼むのか、
着る人の購入後のきものとの向き合い方で変わってくるということでしょうか。
布に馴染みが良い糸は切れやすいとしても、昔の人はご自分で和裁ができるのが普通
だったので、解けたり破れたりしたところは都度チクチクと直しながら着ていらしたように
思います。
※私の不躾な質問に詳細にお答えくださいました皆さま、ありがとうございました。
今回レクチャーをさせていただき、色々と見えてきたこともありました。
私自身がとても勉強になりました。
貴重な機会を与えてくださいました、ぬぬぬパナパナ主宰の浦令子さま、
一緒にレクチャー講師をしてくださった、西岡万紀さま、松下妙子さま、
細かい質問に応じてくださいました、ぬぬぬパナパナのつくり手の皆さま、
そして、夜遅くからスタートのレクチャーに足を運んでくださった皆さま、
(中には海外からいらしてくださった方、関西からいらしてくださった方も)
心より感謝申し上げます。
「朝香さんが鳥好きだから~」と、鳥のモチーフの帯やアクセサリーでいらしてくださった方
もいらして、嬉しかったです
ありがとうございましたm(_ _ )m
そして、告知です
ぬぬぬパナパナの大阪展の初日6月5日のキモノ文化講座では、
「素材の話 ~苧麻、芭蕉、棉、羊毛~」
のつくり手の方による、それぞれの素材や制作工程についてのお話があります。
この聞き手を西岡万紀さんとご一緒にさせていただきます。
大坂まで参ります~。
まだ残席があるそうですので、ぜひ!
【5月23日の装い】東京◇晴れ(爽やかな陽気) / 最低気温18℃ 最高気温22℃
青色の琉球風の単衣紬にぎをん齋藤の麻絽地に貝文様の染めと刺繍の帯
ぬぬぬパナパナ展はうちくい展がスタートだったことから琉球染織がたくさんあります。
夏物の展示の中で袷仕様は暑苦しいので、あえて単衣に夏帯のコーディネート。
レクチャーでは、浦令子さん所有の苧麻の柚木沙弥郎の型絵染めの帯を
自分のワードローブの米琉にあわせてみました。
こういったコーディネートのご提案も面白い。
ワークショップ「ぬぬパナを着てみよう」にご参加いただいた方は、
森伸子先生の八重山上布とコーディネートして着ていただきました。美しい~
こちらもまだ残席がございます。体験したい方、この機会を逃さずに
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ぬぬぬパナパナ展 キモノ文化講座①「キモノ井戸端会議」at ラ•ケヤキ
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