三井記念美術館にて開催中の「超絶技巧! 明治工芸の粋」展 (~7月13日) 内覧会へ
三井記念美術館の建物は、昭和の洋風建築の代表。1929年(昭和4年)に竣工されました。
重厚感ある内装が好み
重厚感あるライト
古き良き時代を思わせる暖炉
織田有楽斎が建仁寺境内につくった茶室如庵の再現
さて、明治の超絶技巧の粋をつくした工芸のお話です。
明治になると日本の美とそれをつくり出す職人技はヨーロッパに知られることになり、
ジャポニズムのブームを引き起こします。
今回展示されている工芸品は、当時の技の粋をつくし主に海外輸出用につくられたもの。
日本でみられることはほとんどありませんでした。
これらは四半世紀の間にオークションなどで、海外から買い戻したひとりの日本人コレクター、
京都清水三年坂美術館の館長、村田理如氏の所蔵品。
これでもか!っという精緻な技は、今ひとつ日本人好みではないような気もするのですが、
かつて、ヨーロッパの人々を驚かせた明治の職人の技には、現代の日本人もビックリです。
今回は作品の1点撮りやアップもOKとのことでしたので、鳥シリーズでご紹介します。
瓦に鳩が乗っている香炉
金工の花鳥図の香炉
鶏がたくさん!の香炉
金工なのに羽の質感までリアルです。
象牙や海泡石のパーツでつくられた家鴨の手箱
1910年日英博覧会出品作なのだそう。
印籠には鷺
刀の小柄には鷺、目貫は鶯と鶉
刀の鍔に鶴
刀の鍔に煙管の芝山細工には鸚鵡と軍鶏。
芝山細工は19世紀の万国博覧会で世界に知られることとなり輸出用のものが盛んに
つくられました。レリーフ状の彫刻と象嵌が特徴です。
孔雀の刺繍屏風 作者は無名でしたが千總製となっています。
この孔雀、何だか悪そうな顔してますね。
藤の花に雀と何の鳥だろう…。これ七宝です!
こちらは薩摩焼。梅に小禽、紅色が美しいです~。
鯉の染め帯で鯉を見る図
※撮影及び「きものカンタービレ♪」への掲載の許可をいただいております。
鯉の染め帯は、端午の節句の頃に活躍します
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「超絶技巧! 明治工芸の粋」展 内覧会 at 三井記念美術館
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