着物は普段着も礼装もその形状は同じです。 1反の反物を8つのパーツに分けて平面裁断して仕立てます。 形状は同じゆえに、素材と文様、意匠と加飾表現で「格」を表します。 だからこそ、手間のかかる自然布をはじめとした多種多様な素材があり、着物をキャンパスに見立てたような絵画的表現があり、それを表現するための技法があります。 1枚の反物に戻し再生することができるという「サスティナブル」さを持っている「着物」という衣装を愛しています。 それを伝えるために毎日ブログを更新してまいりました。 毎日の更新を自分に課してきたのは、自分の中で習慣化させるためでした。 もともと自分の覚書として書く習慣はありましたが、公開することで生じる責任や影響力を課すことで、より真摯に深く学び成長を求めたように思います。 ハプニングもありましたが、幕引きを最も慌ただしくも気持ちがあらたまる年末年始にしたことで、気持ちがぶれることなく、突っ走れたように思います。 どんなときにどんなものを着るか、 暑くても寒くてもリアルな着物生活をご紹介することで、 着物を着てみたいという人に、着物を着ることを諦めないで欲しい、 着物を着ることに理由はいらない、ということを体現したかったのです。 糸づくり、染め、織り、加飾。聞きかじりの続きをみる
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