いよいよ春到来。桜の開花目前ですね
日本のきものの良さには「四季を纏う」という楽しみ方があるので、
四季を謳歌したい私は、季節の花の意匠や色を好んで着ています。
枝付の具象的な桜の花の意匠は桜が咲く前に、桜が満開の時期は桜と競わず桜の文様は避け、
桜が散りだしたら名残惜しみつつ桜の花びらの意匠を纏うのが日本人の美徳といわれています。
ですが私は桜が満開の頃にも、桜の花の意匠のきものや帯を着ることがあります。
季節に同化しつつも目いっぱい堪能したいので、野暮と思われるかもしれませんが、
里帰りと称してあえて桜のきものや帯をあわせることがあります
先取りが良いとされますが、そこもあまり気にしておりません。
「花と競うのは野暮」といわれそうですが、競うつもりなど毛頭なく、季節を満喫している
だけなのです。なのでお花見は桜のきもので楽しむこともあります
お茶の世界でいうところの「空間の調和」と「日常楽しむきもの」は全く違うものだと
思っております。何にせよ、日常着るきものは楽しんだほうが良いです♪
黄八丈だと黄色や蔦八丈の茶色、黒八丈の濃灰色の印象が強いですが、こういった
ピンク色もあります。生産反数は少ないようであまりみることはないです。
【3月22日の装い】東京◇晴れ / 最低気温5℃ 最高気温14℃
桜色の黄八丈に墨で枝付きの桜が描かれた染め帯をコーディネート
帯あげは無地のスッキリしたもののほうが良かったかな(-。-;)
帯〆は五嶋組紐
帯は、桜の花というより桜の樹が描かれているといった印象。
寄って見るとあまり上手に描かれていないのですが、味があるというか…。
実は上手すぎないのが帯としては良いこともあります。
バッグは松枝忍
ぞうりは菱屋カレンブロッソのお誂え。花緒は江戸小紋地をつかっています。
麻の葉文様の刺繍の日傘は遊中川×前原光栄商店。
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桜の季節のきもの / 桜色の黄八丈に墨書きの桜の染め帯
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