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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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東京国立博物館 「きもの KIMONO」展 内覧会 その2/ 辻が花から慶長小袖までの流れをみる

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第一会場の展示では、辻が花にみられる絞りの糸目の暈し、線描、そして強調のための墨絵という加飾表現を踏まえて、辻が花から慶長小袖、そして友禅染の出現までの写実的絵画表現の流れをみることができます。 小袖の鑑賞は、時代背景と照らし合わせて、素材、技法、意匠表現の違いをみつつ、「こんなのお誂えして着てみたい〜♡」という参考。 その度が過ぎると、こういうことをしてしまう 江戸時代の小袖の意匠を復刻したお誂え 朝香沙都子『地色を反転させた理由 / に志田の唐団扇に花熨斗模様訪問着に盡政の本金箔の戦国縅文の袋帯』江戸時代の小袖の意匠を復刻したお誂え 工程レポは追々アップしていきますが、まずは初の着姿を。 訪問着は京都室町「に志田」古代紫色三君子地文「唐団扇に花熨斗模様…ameblo.jp 1点、1領が見どころ満載なので、前期展示で見逃さずここ観ておくべしというものをザックリと。 ちなみに「領」とは、小袖を数える単位のこと。領は人間の衿首まわりのことを意味し、衣紋道では衿をあわせる、装束は衿をもって畳むことから、領という単位がつかわれます。羽織も単位は枚ではなく領です。 *** 室町時代、応仁の乱によって京都は戦場となり織の供給ができなくなると、有職織物にかわって刺繍表現と箔をつかった加飾表現が盛んに続きをみる

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