水無月となりました。 今日は「衣更え」の日。 令和の御世になったというのに、着物の衣更えは明治政府の定めた洋服の衣替えに倣ったものが目安となっています。 6月1日~30日、9月1日~30日は、単衣(裏地のない着物、絽ちりめん、紗あわせ)7月1日~8月31日は、薄物(麻、絽、紗、透ける織物)10月1日~5月31日は、袷(裏地のついているきもの) 6月〜9月は、襦袢の半衿、帯あげ、そして帯は夏用 着物が日常着だった頃はあくまでも目安であって臨機応変に対処されていたようですが、着物を着ることが非日常となり、さらに着付け教室の台頭によってマニュアル化されてしまったのが現状です。 四季がある国の四季に応じた衣更えの習慣というのは悪くないと思っていますが、日常生活において、着ていて苦痛になってしまうよ続きをみる
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