琉球染織巡りレポートの途中ですが、きもの文化検定のパーティーのレポートを。
京都の工房見学&その他諸々は、その後につづきます。
リアルタイム記事も間に入りますので…、夏だったり真冬だったりσ(^_^;)
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きもの文化検定の合格者表彰式は今年で5回目。
試験は第8回ですが、表彰式とパーティーは1級合格者が誕生した年から開催されています。
今年は2月15日に開催されました。
きもの文化検定ではお馴染み。司会の女優のこばやしあきこさんと
会場は昨年にひきつづき、京都ホテルオークラです。
重厚感あるロビーエントランスが好み
きもの文化検定のパーティーは着席式でフルコースのお料理がでるので、
正装で装えるこういった雰囲気をとても楽しみにしています。
パーティーの前には裏千家による呈茶席があります。
鶴屋吉信の主菓子でした。
●1級合格者の入場
第8回きもの文化検定の1級は350人が受験し22名が合格。19名の方が出席されました。
●来賓挨拶
伊吹文明衆議院議員議長。ご実家は江戸時代文久年間に創業の京都室町の繊維問屋さんです。
通常国会の開催にあたり、紋付羽織袴姿で天皇陛下を迎える和装新興議員連盟の会長で
いらっしゃり、ニュースでもとりあげられています。
この日は宮中での正式衣裳のドレスコードについてのお話などがありました。
門川大作京都市長。
365日きもの生活されている地元産業であるきものの活性化を身を以て行なっている有言実行の人。
世界の国は近代化によって個性をなくしてしまったが日本にはきものがある。というお話も。
●表彰式
主席合格者の方の謝辞。お母さまは和裁師でいらっしゃったそうです。
「自分の進んで来た道に間違いはなかった」っと堂々たるスピーチでした。
●特別講演
京都学園大学教授山本淳子先生による「源氏物語の装束とこころ」
美智子皇后陛下が源氏物語1000年紀の際にお召しになられた帯の文様が鶴であったとの
お話、そして、源氏物語の夕霧と雲居の雁の井筒の恋の段。
直衣こそあまり濃くて、軽びためれ。非参議のほど、何となき若人こそ、二藍はよけれ、ひき繕はむや
の部分のところの、色の注釈。
夕霧が着ている濃い二藍(赤みのある青)の直衣を、縹色(薄い藍色)に着替えるようにと、
自分の衣裳を貸し与えた。赤みのある二藍よりも青味の縹色がいいであろうという源氏の考え。
山本先生のきものの文様は道長取りの訪問着でいらっしゃいました。
じつは、乾杯までが長過ぎて…その間一口の水分もとれず、乾涸びてしまいそうでした(x_x;)
最後は時間もなかったようで、メインとデザートが一緒にでてきてしまうという残念なことに。
●市田ひろみ先生選抜によるファッションショーヾ(@°▽°@)ノ
市田先生の選抜は、文様や素材、染め、織、刺繍、きものの種類まで、さまざまなものを選ばれ、
説明してくださるというもの。ドレスコードは「きもの」という会なので、織りでも染めでも良し。
会場の列席者も今年は圧倒的に染めの訪問着率が高かった気がします。
刺繍の色留袖や絞りの訪問着など見応えがありました。
美しいキモノの吉川明子さんと
カメラマンの久保田康夫先生と
加賀友禅PR大使の鶴賀雄子さんと
京都伝統産業交流センターの八田誠治先生と
栗山紅型工房の西田裕子さんと
最後にご一緒に撮影させて皆さまと市田ひろみ先生を囲んで
【2月15日の装い】京都◇曇りのち雨 / 最低気温1℃ 最高気温7℃
故森口華弘の蒔糊友禅の訪問着に北村武資先生の経錦の袋帯をコーディネート。
さすが、きもの文化検定。「森口華弘が歩いているのをはじめて見た!」と
気がつく方多し。日本工芸会60周年を意識してコーディートしてみました。
1回目の1級試験問題にもなった、蒔糊の技法がふんだんにつかわれています。
帯あげは加藤萬、帯〆は龍工房。
帯の文様は近くでみると菊なんですが、遠目にはテトラポットのような
幾何学模様にみえるモダンな文様。
ヘアメイクと着付けは市田ひろみ美容室にお願いいたしました。
このヘアスタイル気に入ってます♪
バッグは牛田織物
ぞうりは四谷•三栄の十二段グラデーション
今年もまた新たな出会いがあり、楽しいパーティーでした♪
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きもの文化検定 合格者表彰式&パーティー at 京都ホテルオークラ
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