今日は「七夕祭」 願い事はされましたか? 七夕は、古代中国の乞巧奠の風習と星伝説に日本の棚機女が結びついた節句行事のこと。棚機女とは、豊作をもたらす神の神衣を織る乙女のことで、この棚機女と織女が奈良時代に結びついたことから、七夕の名前の由来になったといわれています。 星伝説とは、いわゆる織姫と彦星のお話のこと。娘である機織上手な織女(琴座のベガ)と働き者の牛追い牽牛(鷲座のアルタイル)が結婚したことによって働かなくなってしまったことに怒った天帝が、天の川で二人の中を隔てて引き離してしまいます。ですが年に1度の7月7日だけ会うことを許し、この日は鵲が天の川に橋を架け、二人は会うことができるようになります。雨が降ると天の川の水かさが増し橋を渡ることができず、二人は会うことができないというお話。星の逢引であることから星合ともいわれます。 新暦では、七夕の節句は梅雨のど真ん中…。織姫と彦星の逢瀬は叶いません。 旧暦ですと、2019年の七夕は8月7日。このころなら梅雨も明け、逢瀬が叶いそうですね。 七夕由来の文様となる、星、笹の葉、短冊、五色の糸、笹蟹、鵲など、ワタクシは旧暦の七夕まで楽しみたいと思います♬ ☆志賀高原からみた夏の天の川☆ 乞巧奠は、女性が針仕事が上手くなるように織女に供え物をする宮中行事。江戸時代までは行なわれていました。孝明天皇の御代では、赤い袿の陪膳の尚侍が、芋の葉に溜まった朝露で墨をすり、天皇が梶の葉に七首の歌を書いてむぎはなの索餅(さくべい)という油で揚げたお菓子を包んで素麺で結んだものを屋根の上に投げるのが慣わしだったのだそう。索餅は瘧(おこり)というマラリアのような疫病にならないように食べるものだったとのこと。七夕続きをみる
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