絞り染めは、布の一部を糸で括る、縫い締める、折りたたむ、などをして圧力をかけた状態で布を染めることで、布の一部分に圧力をかけて染料が染み込まないように防染し文様表現をしたもの。世界各国で古くから自然発生的に行なわれている技法ですが、日本のように多種な絞りの技法がある国は他にはなく、そしてこの技法の言語表現が日本以外ではみられないことから、国際的に shibori と表記されています。 布を立体のまま防染する、その布がつくる造形の美しさが絞りという加飾表現。 絞りによってつくられるシボは肌に纏わりつかず軽くて身体にも優しい。 現在でも有松絞りには80種類の技法があります。 しかし有松絞りとして流通しているものの中で、その特徴である絞りと染めがすべて国産、しかも有松続きをみる
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