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Channel: 朝香沙都子オフィシャルブログ「着物ブログ きものカンタービレ♪」Powered by Ameba
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塩沢織物工業組合 新作発表会 at 綿商会館

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師走に開催される越後の三産地(十日町、小千谷、塩沢)の新作発表会へ♪ 塩沢織物工業組合の皆様と 昨年は、塩沢織物工業組合の皆様がいらしていなかったので、越後上布と本塩沢をみることができずガッカリしておりました。が、今年は、越後上布の絣括りと地機の実演もありました♡越後では1200年も前から越後麻布が織られていました。昔は山苧といわれる山に自生する苧麻をつかっていましたが、畑で栽培するようになり、これを青苧というようになります。昔は布といえば麻のこと。上布とは江戸時代に献上品として織られた上品質の苧麻の麻布のことです。 重要無形文化財に指定されている越後上布は、現在は福島県昭和村で栽培された苧麻(からむし)の最上級のカゲソを苧績みした糸がつかわれます。 【越後上布の重要無形文化財指定条件】①すべて苧麻を手績みした糸をつかう②絣模様は手くびりによるもの③地機で織ること④シボ取りをするときは、湯もみ、足ぶみによること⑤晒しは雪晒し この条件をすべて兼ねたものは、気が遠くなるような手間と時間を要するために、本来日常着であるものの価格としてはあまりにも非現実的。 なので、機械紡績苧麻糸(ラミー)の糸をつかい、高機で織られたものもあり、経糸にラミーがつかわわれたものは「古代越後上布」、経緯糸にラミーがつかわれたものは、「越後上布」もしくは「越後麻上布」という名前で流通しています。 古代越後上布には、塩沢織物工業組合の証紙がついています。古代と名づけられていますが紡績糸は古代からあるわけもなく、40年前にはその名前ですでに流通していたとのことですが、なぜ古代越後上布と名づけられたのかはわからないとのことでした。 越後上布については、この先、糸の産地、手績みなのか紡績なのか、地機なのか高機なのかを、消費者にわかりやすい表示にしてほしいです。 地機で織るものというと、越後上布、そして結城紬ですが、越後上布は靭皮繊維なので乾燥に弱い続きをみる

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