山種美術館にて開催中の「Kawaii 日本美術 ~若冲•栖鳳•松園から熊谷守一まで~」へ
(前期 ~2月2日まで 後期 2月4日~3月2日まで)
近年ゆるキャラが大ブームですね。
漫画大国の日本は世界中の人々から愛されるキャラクターを生み出すことが得意、
そして私たちが日常何気なくつかっている可愛い!(Kawaii)という言葉は、いまや
世界中でつかわれる言語となりつつあります。
動物を擬人化した鳥獣戯画は世界最古の漫画といわれていますし、日本人にとっては
ロボットも人型で友達だったり…、(ガンダムはモビルスーツなのでロボットではない)
可愛いものを求め表現していたのは、かなり昔からのようです。
西洋画とくらべると日本画にはユーモアがあるものや「可愛い!」と声に出したくなる作品が
多いとは思っていましたが、この特別展のように「Kawaii」をテーマとして展示されていると、
あらためて、どうして日本が漫画大国となったのか?、わかる気がいたしました。
ユーモア溢れる絵巻物などもありますが、目に入って一目でキュンときたものを。
この犬の上目遣いにいつもノックアウト…。可愛いすぎる
「狗子」西山翠嶂 山種美術館蔵
犬は動物の中でもとくに表情や仕草が豊か。写実的に描かれているのをみるのも楽しい
「親子犬図」狩野永良 静岡県立美術館蔵 ※前期のみ
のぺっとした茶色の質感がとっても鹿らしい~
「鹿」奥村土牛 山種美術館蔵
こちらはホワホワした柔らかそうな毛並みが生まれたての命を感じます
「生」山口華楊
樹の根に佇む木菟が神秘的
「木精」山口華楊
日本の四季の美しさと生き生きした生き物が鮮やかに描かれています
「四季草花花鳥獣図鑑」野崎真一 ※巻替
写真はないのですが、可愛い(≧▽≦)!!っと叫んでしまった2点。
インド象に戯れる子供たちが描かれた、川端龍子の「百子図」
隅っこに佇む少女と枇杷の木の構図がまた可愛い!、奥村土牛の「枇杷と少女」
升目描きの技法で描かれた若冲の「樹花鳥獣図屏風」の展示は後期です!
山種美術館のお楽しみといえば、Cafe椿でのお茶
展覧会の作品にあわせてつくられる青山の菊家さんの生菓子がいただけます。
愛らしい子供の赤い着物と中からチラッとみえる鹿の子の襦袢。ぬいぐるみも可愛い~
「愛児座像」小茂田青樹 山種美術館蔵
↑こちらの絵をモチーフにした「春着」
お抹茶は「初昔」 コクがあるお抹茶で生菓子ととてもよく合います。
こちらの珈琲は京都スマート珈琲のもの。こちらも好き。
山種美術館の美術展の図録はハンドバッグにも入るハンディサイズ。
これぐらいの大きさだと軽いので持ち歩きやすく重宝します
Kawaiiの見どころが吹き出しで書かれているのが面白い!
※美術館展示室内での撮影及びきものカンタービレ♪への掲載は山種美術館さまより
許可をいただいたものです。
美しいキモノ2014年春号「きものカンタービレ♪」誌上編では、『美術鑑賞のススメ』を
テーマとしています。
美術鑑賞をきものコーディネートに生かす!など、きもの好きの方に興味をもっていただける
ページになる予定。←原稿はこれから書きます
この日の装い(コートの中身)は春号(2月20日発売)をぜひご覧くださいませ(^-^)/
ストール留めにつかっているのは、松枝忍の古布デコパージュのブローチ
「きものカンタービレ♪」のFacebookページ
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「Kawaii 日本美術 〜若冲•栖鳳•松園から熊谷守一まで〜」at 山種美術館
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